タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

Ezra Jack Keatsさんが手がけたコールデコットオナー賞作品『Goggles!』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、受賞作品を数多く生み出した、アメリカのイラストレーター、作家のEzra Jack Keatsさんが手がけた、黒人少年のPeterを主人公にした1冊をご紹介させていただきます。1970年のコールデコットオナー賞に輝いた名作です。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、アメリカの作家、イラストレーターのEzra Jack Keatsさんが文とイラストを手がけた、黒人少年のPeterを主人公にした1冊、Goggles

です。

表紙に銀色のメダルが輝いているように、今から50年以上も前、1970年にコールデコットオナー賞に輝いた名作です。

 

YL 0.6~1.0程度 語数は328語   Lexile: AD440Lの本です。

 

絵本の内容のご紹介

この日、Peterは、お友だちのArchieと、犬のWillieと一緒に、彼らの秘密基地ともいえる隠れ家で遊んでいました。

 

そして、この日、Peterは思いがけず、いいものを見つけました。

それは、誰かが忘れたか捨てたかしたバイクの黄色いゴーグルです。

 

大人のゴーグルが思いがけず手に入って、さっそくゴーグルをかけては喜びます。

 

ところがこの後、Archieの家に向かう途中のこと。

Peterたちよりも大きな子どもが、Peterのかけているゴーグルをよこせと言ってきました…。

 

拒否するPeterでしたが、大きな子どもたちはPeterに殴り掛かったのでした…。

Peterはゴーグルを手から放してしまいましたが、その落ちたゴーグルを拾ったのは…?

 

もし気になれば、この後の展開は、ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね!

決して裕福な地区ではない町の様子が、子どもたちの生活が、Keatsのイラストで豊かに表現されているのも素晴らしいですね。

 

最後に

この本には、『ピーターのめがね』のタイトルで和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。Keatsさんの作品は日本でも人気なので、日本語版を読んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

Ezra Jack Keatsさんの作品としては、1963年にコールデコット賞を受賞したThe Snowy Day』などをご紹介したことがあります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。

もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。

erelc.hatenablog.com

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

心がぽかぽかする、とっても素敵なケイト・グリーナウェイ賞作品『Dogger』のご紹介

こんにちは。

お立ち寄りいただき、ありがとうございます!

 

今回は、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞1977年に輝いた英語の絵本を一冊ご紹介させていただきます。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、イギリスを代表する絵本作家のおひとり、Shirley Hughesさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Dogger』です。1977年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した名作です。

 

YL 1.6~2.0程度 語数は1,020語   Lexile: AD550Lです。

Dogger

Dogger

Amazon

 

本の内容のご紹介

この本の表紙に描かれているDaveという男の子がこの本の主人公です。

 

Daveは、Doggerという名前の犬のぬいぐるみを、とっても、とっても大切にしていました

お出かけの時にDoggerを必ず一緒に連れていくだけでなく、Doggerを散歩に連れて行ってあげたり、寒い時には毛布でくるめてあげたりもしていました。

 

ある日のこと。Daveのお姉ちゃんのBellaを迎えにみんなで小学校に行った時です。

家に帰ってみると、連れて行ったはずのDoggerの姿が見当たりません…。

道すがらどこかで落としてしまったのでしょうか…。

 

家でお母さんも、お父さんも、お姉ちゃんもDoggerを探しますが見つかりません…。

お姉ちゃんがぬいぐるみの一つを寝る時に貸してくれますが、Daveは寝付くことができませんでした…。

 

その翌日、学校ではバザーが行われました。

そこでDaveが目にしたのは…?

この後のお話は、ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね!

 

お姉ちゃんの優しさと強さがとっても印象的です。

ぬくもりのある表情豊かなイラストが内容にも合っていて、心がぽかぽかする素敵な絵本です。

気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

最後に

このブログでは、「ケイト・グリーナウェイ賞って何?」という記事とともに、いくつかのケイト・グリーナウェイ賞受賞作品をご紹介しています。もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪

erelc.hatenablog.com

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

擬音語だけで感情を表現しながらお話を作り上げたコールデコット賞作品『Wolf in the Snow』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、擬音語だけで感情を表現しながらお話を作り上げた絵本をご紹介したいと思います。2018年にコールデコット賞を受賞した作品です。

 

 

 

本について

今回ご紹介するのは、アメリカのイラストレーター・児童作家でいらっしゃるMatthew Cordellさんが手掛けた絵本、『Wolf in the Snow』です。2018年にコールデコット賞(その年の絵本の最優秀賞)を受賞した絵本です。

 

YL 0.1、語数は40語の本です。

 

本の内容のご紹介

雪の降る日のこと。

赤い防寒具に身を包んだ女の子が、家を出て学校に出発します。

雪はまだ降り出したばかりで、足元は悪くありません。

 

ちょうど同じころ、山に住むオオカミの群れも移動を始めました。

 

女の子が学校から帰る頃には、雪はだんだんと激しくなり、視界も悪くなり、
道に迷ってしまいました…。

また、大雪の中で、一匹の子どもオオカミが、大人の群れから取り残されてしまいました…。

 

そんな2人が、森の中で、ばったり出会います。


女の子は、子どもオオカミが一人では雪に足を取られて歩けないことを知り、抱っこしてあげます。

そして、オオカミの鳴き声がする山の方へと向かいます…。

 

次第に鳴き声は近くなり、女の子は怖さを感じながらも進みますが、その時、大人のオオカミと出会ってしまいました…。

 

果たして、この後、どんな展開が待っているのでしょうか…?

気になれば、是非、続きはご自分の目で確かめてみてくださいね!

 

この本には、言葉らしい言葉がありません。あるのは、"huff"や"whine"といった声に代表される擬音語のみです。

女の子とオオカミの子どもを主人公にして、擬音語だけで感情を表現しながらお話を作り上げた絵本です。

 

最後に

このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。

erelc.hatenablog.com

 

また、今回ご紹介した絵本にはほとんど文字がありませんでしたが、文字のない絵本についてご紹介した記事もあります。

erelc.hatenablog.com

 

また、これまで文字のない絵本、あるいは文字がほとんどない絵本として紹介した記事には、以下のものがあります。

erelc.hatenablog.com

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

水の神聖さを、実に美しく、壮大に描き上げたコールデコット賞作品『We Are Water Protectors』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、水の神聖さを、実に美しく、壮大に描き上げた絵本で、コールデコット賞を受賞した作品をご紹介したいと思います。

 

 

本について

今回ご紹介するのは、Carol Lindstormさんが文を、Michaela Goadeさんがイラストを手掛けた絵本、『We Are Water Protectors』です。2021年にコールデコット賞(その年の絵本の最優秀賞)を受賞した絵本です。表紙には、金メダルが輝いていますね。

 

YL 0.6~1.0程度、語数は281語   Lexile: 510Lの本です。

 

本の内容のご紹介

この本の表紙に描かれている女の子を主人公にしたお話です。

フィクションではありますが、アメリカ国内でダコタ・アクセス・パイプラインの建設が行われるのに際し、付近に居住地を持つ先住民が起こした反対運動が背景にあるお話です。

 

生命の源であり、地球の源であり、川のリズムは、体の脈のリズムとして刻まれていていることを、おばあちゃんから聴いてきた女の子。

 

ところが、人々は、この土地を破壊してしまう黒い蛇について話題にするようになりました。水を汚し、動物や植物を破壊してしまうという黒い蛇についてです。

つまり、水が豊かなこの土地に建設が始まることへの比喩です。

 

この話を知り、女の子は、水を守るため、勇気を出して、蛇に立ち向かうことに…。

自分たちだけのためではなく、翼を持つものや、地を這うもの、地球にいるすべての生き物のために、水を守るのです…。

 

黒い蛇に立ち向かったこの女の子の勇気溢れる行動の結末は、ぜひ、ご自身の目で確かめてみてくださいね!

 

この本の魅力は、何といっても、水の神聖さを美しく、壮大に書き上げたイラストです。水彩画で水の美しさが存分に表現され、先住民へのリスペクトも伝わってきます。

気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

最後に

この本の著者・イラストレーターのMichaela Goadeさんは、この本の2年後の2023年に以下の本でもコールデコット・オナー賞を受賞しています。

ご関心があれば、合わせてどうぞ!

erelc.hatenablog.com

 

今回は2021年にコールデコット賞に輝いた作品を紹介させていただきました。2022年になった今年、またどんな絵本に出会えるのか、楽しみに待ちたいと思います。

 

このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ

erelc.hatenablog.com

 

erelc.hatenablog.com

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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