こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、雲の配送センターを独創的な発想で巧みに表現した文字のない絵本をご紹介したいと思います。2000年にコールデコットオナー賞に輝いた作品です。
本について
今回ご紹介するのは、David Wiesnerさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Sector 7』です。2000年にコールデコットオナー賞(その年の絵本の優秀賞)を受賞した絵本です。
このコールデコット賞を3度も受賞している、絵本界のレジェンドでいらっしゃるDavid Wiesnerさんの、自由な発想に力量をまざまざと感じさせる作品です。
YL 0.0、語数はタイトルの2語 Lexile: NPの本です。
本の内容のご紹介
冬のある日のこと。
絵の得意な少年が、学校の遠足でエンパイアステートビルに見学に行きます。
雲を突く高層ビルの展望台まで着くと、辺りは霧に包まれています。
そこで、少年はとても不思議な経験をします。
雲が、少年の赤色の帽子とマフラーをひょいと取ってしまったのです。
そして、雲に乗せて、少年を、空中に浮かぶ「セクター7」まで連れて行ってくれたのです…。
"cloud dispatch center"という文字が見えるこの「セクター7」。
そう、ここは雲の配送センターだったのです…。
少年は、ここで、雲の設計図に手を加えてみますが…。
この後、起こったこととは何だったのでしょうか…?
気になれば、ぜひ、ご自分の目で確かめてみてくださいね!
いつも自由な発想で楽しませてくれるWiesenerワールドにまたしても引き込まれてしまう本です。
最後に
この作品は、日本でも『セクター7』の邦題で和訳も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
文字のない絵本に関しては、以前、以下の記事で紹介したことがありますので、ご関心があればチェックしてみてくださいね!
また、これまで文字のない絵本、あるいは文字がほとんどない絵本として紹介した記事には、以下のものがあります。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
さらに、David Wiesnerさんの絵本としては、他にも紹介した記事がありますので、ご関心がありましたら、ぜひどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬