こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、擬音語だけで感情を表現しながらお話を作り上げた絵本をご紹介したいと思います。2018年にコールデコット賞を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介するのは、アメリカのイラストレーター・児童作家でいらっしゃるMatthew Cordellさんが手掛けた絵本、『Wolf in the Snow』です。2018年にコールデコット賞(その年の絵本の最優秀賞)を受賞した絵本です。
YL 0.1、語数は40語の本です。
本の内容のご紹介
雪の降る日のこと。
赤い防寒具に身を包んだ女の子が、家を出て学校に出発します。
雪はまだ降り出したばかりで、足元は悪くありません。
ちょうど同じころ、山に住むオオカミの群れも移動を始めました。
女の子が学校から帰る頃には、雪はだんだんと激しくなり、視界も悪くなり、
道に迷ってしまいました…。
また、大雪の中で、一匹の子どもオオカミが、大人の群れから取り残されてしまいました…。
そんな2人が、森の中で、ばったり出会います。
女の子は、子どもオオカミが一人では雪に足を取られて歩けないことを知り、抱っこしてあげます。
そして、オオカミの鳴き声がする山の方へと向かいます…。
次第に鳴き声は近くなり、女の子は怖さを感じながらも進みますが、その時、大人のオオカミと出会ってしまいました…。
果たして、この後、どんな展開が待っているのでしょうか…?
気になれば、是非、続きはご自分の目で確かめてみてくださいね!
この本には、言葉らしい言葉がありません。あるのは、"huff"や"whine"といった声に代表される擬音語のみです。
女の子とオオカミの子どもを主人公にして、擬音語だけで感情を表現しながらお話を作り上げた絵本です。
最後に
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
また、今回ご紹介した絵本にはほとんど文字がありませんでしたが、文字のない絵本についてご紹介した記事もあります。
また、これまで文字のない絵本、あるいは文字がほとんどない絵本として紹介した記事には、以下のものがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬