こんにちは♪
今回は、『Snow』など、多くの名作絵本を発表された、Uri Shulevitzさんによる1980年のコールデコットオナー賞受賞作品を紹介したいと思います。
本について
Uri Shulevitzさんは、ポーランドで1935年に生まれ、戦火を免れるため、フランスやイスラエルでの生活を経て、後にアメリカに移り住んだ、世界的にも著名な作家であり、イラストレーターです。
今回ご紹介するのは、1980年のコールデコットオナー賞『The Treasure』です。
YL 0.8~1.2程度 語数は371語 Lexile: 620Lの本です。
本の内容のご紹介
昔、ある町に、Issacという名前の男が住んでいました。Isaccの生活は貧しいもので、毎晩、おなかをすかせながらベッドで眠る日々を送っていました。
そんなある夜のこと。Issacは夢の中で不思議なお告げを耳にします。何でも、「首都に行き、王宮の橋の下を探せば、宝物が見つかる」というお告げでした。
最初は、単なる夢に過ぎないと気に留めていなかったIssacでしたが、不思議と何度も同じ夢を見たのでした。そこで、意を決して、遠く離れた首都にある王宮に向かうことにしたのです…。
険しい道を乗り越え、着いた先の王宮では、周りを兵士が取り囲み、橋の下を探すことができません…。ここまで来たからにはと思い、Issacは何とか橋に近づこうとします。とその時、衛兵隊長が、Issacに話しかけてきました…。
Issacが事情を話すと、衛兵隊長はあることをIssacに伝えます。果たして、兵隊長が伝えたこととは…? そして、Issacは宝物を見つけることができたのでしょうか…?
遠回りすること、信じること、身近なものの大切さなど、さまざまなメッセージが読み取れる絵本です。また、様々な文化を経験されてきたUri Shulevitzさんのイラストは、どこかエキゾチックな味わいがあって素敵ですね。
もし気になれば、ぜひぜひ、本をチェックしてみてくださいね♪
最後に
この作品は、日本語版として『たからもの』のタイトルで刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます!
この本の著者のUri Shulevitzさんは、この本以外でもコールデコット賞を受賞しています。他の本の紹介も以下の記事にありますので、よろしければ合わせてチェックしてみてくださいね!
また、このブログでは、多読や読書で楽しめる英語の本を紹介していますので、よろしければチェックしてみてくださいね。
今回は、1980年のコールデコットオナー賞『The Treasure』のご紹介でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬