タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

多読と精読、どちらが読解速度や読解力が向上する? Bell(2001)のイエメン人を対象にした論文から

こんにちは♪

 

多読をする目的には、大きく二つあるように思います

一つは、自分の楽しみのためにするものもう一つは、英語力を向上させたいと思ってするもの。ほとんどの方は、どちらか一方というわけではなく、両方の気持ちを併せ持ちつつ、どちらかの気持ちがより強いという感じではないでしょうか?

 

前者は生涯学習として多読に取り組んでいらっしゃる方に、後者は学生さんに多い気持ちかもしれませんね。

 

今回ご紹介するのは、英語多読をすることで、読解速度や読解力が向上するかを調査したBell(2001)の論文です。特に、「英語力を向上させたい」と思って多読に取り組んでおられる方に向けて書きたいと思います。

 

 

1.はじめに

今回ご紹介する論文データは以下になります。

Bell, T. (2001). Extensive reading: Speed and comprehension. The Reading Matrix, 1(1), 1-13.

http://www.readingmatrix.com/articles/bell/

 

多読と読解速度や読解力との関係を調査した研究は多くありますが、2001年の発表論文で、この分野の初期の論文です。すでに500編以上の論文などに引用されているとっても有名な論文でもあります。

 

 

2.論文の内容のご紹介

この研究の参加者は、イエメンで英語を学ぶ26名の初級学習者。この参加者を、以下の2グループに分けました。

  • 実験群(14名):教室や図書館にあるGraded Readersを読む多読群
  • 統制群(12名):短い英文の文法や語彙などに注意させて読む精読群

この指導体制を2セメスター(学期)行いました。多読の時間は授業時間の4分の1程度を当てて、両グループで参加者が英文読解に費やした時間には有意差はありませんでした。

 

そして、読解速度と読解力を測るテストを、指導前と指導後に実施し、両群間で差があるかを検証しました。

 

特に重要な結果は、以下のように書かれています。

The first important observation on these results is that the reading program based on grade readers, to which the extensive group were exposed, has brought about much more substantial gains in basic reading speed than the traditional close reading techniques applied to the intensive group.

つまり、読解速度の上昇は、大幅に多読群の方が良かったということです。

 

また、読解力に関する結果は、以下のように示されています。

It can be concluded therefore that the extensive reading program based on graded readers has led to much greater improvement in learners' reading comprehension than traditional text-based, intensive language exploitation activities.

つまり、読解力についても多読群の方がより大きな向上が見られたということです。

 

読解速度は多読の方が上がりやすそうなのは予測できますが、読解力に関しては、以下の記述も注目すべきだと思いました。

What is thought clear however, is that a very slow reader is more likely to read with little understanding, as his memory is taxed by the inability to retain information in sufficiently large chunks to progress through a text with adequate retention of the content in the message. Before he reaches the end of a page, or even of a sentence, he has forgotten the beginning.

簡単にいえば、「読解速度が遅いということは、情報を貯めておく能力がないということなので、理解が低い傾向にある」ということです。

実際、「1ページを読み終わる頃にはそのページの最初の内容を忘れてしまうことがある」という例も挙げられていて、これは多くの人が経験したことがないでしょうか??

 

研究の参加者数は少ないですが、多読により、読解速度、読解力ともに精読よりも大きな効果を与える可能性を示した、初期の重要な研究の一つ、Bell(2001)の論文を今回はご紹介させていただきました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

Don Freemanの古典的絵本 『Dandelion』のご紹介♪

こんにちは♪

 

絵本って、イラストの味わいもありますが、そこに込められたメッセージが深くて、大人こそ読み応えを感じるものなのかもしれませんね♪ 自分の子どもに読み聞かせるうちに、親も絵本の魅力に取り込まれてしまう方が多いというのも納得です。

 

 

 

1.本のご紹介

今回ご紹介させていただくのは、やっぱりメッセージ性が素敵な、Don Freemanさんによる古典的絵本『Dandelion』です。

YL 1.8~2.2程度  語数は720語です。

Dandelion (Picture Puffins)

Dandelion (Picture Puffins)

  • 作者:Freeman, Don
  • 発売日: 1977/06/01
  • メディア: ペーパーバック
 

 

ある晴れた土曜日の朝、ライオンのDandelionが郵便箱のチェックをすると、キリンのJenniferから今日のお昼から開催されるパーティーの招待状が届いていたのでした。

 

綺麗なJenniferからのお誘いとあり、Dandelionは嬉しくなってしまいます。早速床屋に行って、最新のファッション雑誌に出ていた、おしゃれなタテガミに整えてもらいます。

 

それだけでなく、格好いいジャケットを仕立ててもらって、帽子をかぶり、杖も持って、いつにないダンディな姿の完成です。

さらにさらに、花屋で綺麗なブーケを買って、満を持してJenniferの家にいきます。

ところが、ベルを鳴らすと…。

 

この続きは、ぜひぜひ、ご自身の目で確かめてみてくださいね♪

ユーモアたっぷりに明るく描かれた絵本ですが、"Be yourself."というメッセージがしっかりと込められた絵本でもあります。英単語は、ちょっと難しめのものも出てきます。

 

 

2.朗読ビデオなどについて

この絵本の朗読は、YouTubeを検索すれば以下のようなビデオが出てきますので、聴きながら一緒に読めば、読み聞かせを受けるような体験が可能です。

www.youtube.com

 

また、この本は日本語の和訳版も刊行されていますので、合わせて紹介させていただきます♪

ダンデライオン (世界傑作絵本シリーズ)

ダンデライオン (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

日本人の高校生を対象に実践した初期の多読の効果研究 Tanaka & Stapleton (2007)の論文のご紹介♪

こんにちは♪

 

このブログでは、これまで多読の効果に関する研究論文についてもいくつかご紹介させていただきました。研究論文を見渡すと、全体的には大学生を対象に多読指導を行った研究を扱っているものが多い印象があります。

 

 

1.はじめに

今回ご紹介させていただく以下の論文は、現在に比べて多読研究の論文が少なく、多読指導方法についても十分に整備されていない2007年の時点で、日本人の高校生を対象にした貴重な論文です。これまで140編以上の論文などで引用されている論文でもあります。

 

Tanaka, H., & Stapleton, P. (2007). Increasing reading input in Japanese high school EFL classrooms: An empirical study exploring the efficacy of extensive reading. The Reading Matrix, 7(1), 115-131.

https://eric.ed.gov/?id=EJ1066583

 

 

2.論文の内容のご紹介

この実践の背景としては、北海道の公立高校で教鞭をとられる、この論文の筆頭著者のTanaka先生が、生徒が接する英語の量が少ないという問題意識をお持ちになったことがあります。そこで、96名の高校生を対象に、授業の最初の5~10分を"Home Reading Program"という活動に当てることにしました。

 

このHome Reading Programとは、Tanaka先生が作成または教材から選んだ英文38編(各編の英文分量の平均は171.2語)を、必要に応じて中学校レベルの語彙に変えて生徒に読みやすくした素材を使用します。そして、その素材を次の授業までに読んでくるように伝え、授業の最初の5~10分で音読したり、読んだ経験を共有したりする活動を行いました。この活動を、10月~3月まで続ける指導を行いました。

 

また、このHome Reading Programというのは、Graded Readersの一番下のレベルを流暢に読むことが難しい生徒さんに向けてのもので、Graded Readersをスムーズに読める生徒はOxford Bookworms Library(OBW)シリーズなどのGraded Readersを使いました。生徒さんたちは、この6か月間の活動で、6,505語の英文を読みました

 

この効果を、英検を使ってプレテストとポストテストの差で検証しました。

 

この結果は、このHome Reading Programを採り入れた生徒さんの英文読解力と、読解速度が、採り入れない生徒さんと比較して有意に高まったというものでした。また、Tanaka先生が作成された教材よりもGraded Readersを読んだ生徒さんの方が効果が大きかったことも報告されています。

つまり、6,500語程度の英語でも授業外に読ませることで、高校生の英文読解力と読解速度を高める可能性を示唆した論文ということになりますね。

 

 

3.最後に

論文を読むと、

  • 授業のHome Reading Programで5~10分の時間を取った後は教科書を使った授業なので、その指導の影響が少なからず結果に与えている可能性があること
  • Graded Readersを読んだ生徒さんは、どのようなレベルのものを何冊(何語)読んだのかについてはふれられていないこと
  • 6カ月で6,500語程度では分量がかなり少ないこと
  • 英文の読解速度を、WPM(Words Per Minute)ではなく、英検の問題の回答数で測っていること

などが気にはなりましたが、多読指導の整備が十分でない2007年当時に、これだけの手間暇をかけた実践をされたこと、高校という指導内容が決められている中で工夫してHome Reading Programを採り入れたことが素晴らしいですね。こういった先生方の熱意と行動が生徒さんの英語力向上につながることは、嬉しいことです♪

 

この研究が気になった方は、ぜひ、原典を読んでみてくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

英語のファーストソングブックとしてお薦めの絵本 『Rain, Rain, Go Away!』と『Twinkle, Twinkle, Little Star』のご紹介

こんにちは♪

 

また新しい一週間が始まりましたね。今週も笑顔で過ごしていきましょうね♪ 

 

今回は、英語のファースト ソングブックとしてぴったりの英語の絵本をご紹介します。 どちらも、有名な英語の歌をもとにした絵本(英語の歌詞を書いた絵本)で、Amazon楽天でもよく売れていいるようです。

 

今回ご紹介する2冊は、歌詞の一部のみを書いた絵本ですので、歌を全部歌えるようになる年代のお子さまには少し物足りないかもしれません。0歳~1歳くらいのお子さまに、初めての英語の歌を歌ってあげる時にちょうどいい絵本だと思います♪

お子さまに、絵本を見せながら、歌いかけてあげてはいかがでしょうか??

それでお子さまが笑ってくれれば、こちらまで癒されますね~。 

 

Rain, Rain, Go Away!

YL 0.1 総語数21語です。 

Rain, Rain, Go Away!

Rain, Rain, Go Away!

 

 

Twinkle, Twinkle, Little Star

YL 0.1~0.2 総語数32語です。 

Twinkle, Twinkle, Little Star

Twinkle, Twinkle, Little Star

 

 

どちらの本もCaroline Jayne Churchさんが描く、可愛らしくて子どもが好きそうな優しいイラストが印象的です。丈夫なボードブック仕立てなのも嬉しいです。

 

でも、どんなメロディーだったけ??」と思われた方は、以下にYouTubeの歌のビデオなどを参考にされるといいかもしれません♪

 

www.youtube.com

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

「多読(extensive reading)とはどんな読み方?」に答えるWaring & McLean (2015)の論文

こんにちは♪

 

明日から5月も3週目に入りますね。明日からまた仕事再開という方も多くいらっしゃるかと思います。毎日の生活の中で何か楽しいことや、嬉しいことや、自分の成長につながることを探して、過ごしていきたいですね♪

今回は、また硬めの内容で、 2015年に発表されたWaring &McLean(2015)の論文をご紹介したいと思います♪

 

 

1.はじめに

多読は、英語ではextensive readingといいますが、実際に行われている多読(extnsive reading)の方法は千差万別ですよね。たとえば、「〇〇万語以上読まないと多読ではない」と言ったり、あるいは「辞書を引いて読んだら多読ではない」と言ったりとか…。

 

実際のところ、多読(extensive reading)の定義は難しく、研究論文でも様々な実践が「多読」として扱われているのですが、Waring & McLean (2015)の論文では、これまでの多読研究を概観し、extensive readingの「核(core)」となる要素を提案したものです。つまり、「extensive readingとはこういった要素を含んでいなければならない」ということを導いた論文で、すでに70編以上の論文に引用されています

論文データは以下の通りです。

 

Waring, R., & McLean, S. (2015). Exploration of the core and variable dimensions of extensive reading research and pedagogy. Reading in a Foreign Language, 27(1), 160-167.

https://eric.ed.gov/?id=EJ1059751

 

2.論文内容のご紹介

この論文は、"what is it that forms the core of ER [Extensive Reading]?"(p. 160)を研究課題にしたものです。

 

そして、"extensive reading"を扱った多くの先行研究を概観、考察して、以下の4つを多読の核となる要素(core elements)と結論づけています。つまり、「これらの要素がなければ多読(extensive reading)とは言えない」という要素です。

  1. Fluent, sustained comprehension of text as meaning-focused input
  2. Large volume of material
  3. Reading over extended periods of time
  4. Texts are longer, requiring comprehension at the discourse level (p. 165)

 

これら4条件が最重要の要素であって、多読を教室か教室外で行うか、多読を課題として取り組ませるか自主的に取り組ませるか、多読状況を評価するか、多読後に何か活動や確認などを行うかどうかなどは多読と呼ぶための必須条件にはならないということも述べられています。

 

また、この4つの条件の中でも、特に読む分量よりも、英語の読み方が"extensive reading"と呼べるために重要であることが以下のように述べられています。

Clearly, the more text that the learner reads, the better.  However, as a component of ER, the volume of text read exsits in a different dimension to how a text is being read.  This is so because it is possible, for example, to intensively read ten graded readers a week.  Thus, we should separate fast, fluent comprehension volume.   (p. 162)

 

あと、「では流暢に読むとはどの程度のスピード?」「理解を伴うというのは、どの程度の理解を伴っていること?」と疑問に持たれる方もいらっしゃると思いますが、その点については、以下のように述べています。

... what are the minium speed, volume and comprehension rates for it to be called ER?  We suspect the answer lies within the learner, not with the teacher nor the material.  Comprehension is a property of learners, not of materials.  (p. 163)

つまり、個人個人によって異なるということですね。

 

3.最後に

このようにしてみると、「多読」という訳語は、"extensive reading"のイメージとは結構異なるようにも感じます多読といえば、読む量が前面に押し出されますが、extensiveに読むということの根幹は、意味を理解しながら、流暢に読むということなのですね。それを確保したうえで、多くの英語を読むということなのですね。

 

ちなみに、今回の論文を書かれた、Waring先生も、McLean先生もともに、日本の大学で務める研究者でいらっしゃいます。それに、以下の記事でご紹介したRobb先生もSusser先生も日本の大学で務められる先生でした。

日本の多読研究のレベルの高さを感じさせてくれますね♪ 今後にも期待です!

 

erelc.hatenablog.com

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

子ども向けの英語教育に携わっている方へ National Geographic Learning Japanのセミナーのご紹介♪

こんにちは♪

 

今回は、小学生や小さなお子さまへの英語教育に携わっている方へおすすめのセミナーについて、情報共有をさせていただきます。

 

National Geographic Learning Japanさんが主催するウエブ上のセミナー(ウエビナー)で、"Recipes for Making Young Learner Classes a Success"(子ども向けの英語のクラスを成功に導くレシピとは?)をテーマにしたウエビナーです。

 

日程は、6月13日(日)と20日(日)の午前中で、参加費は嬉しい無料です♪

テーマや講演者や内容についての詳細は、以下のリンクをご参照くださいね~。

セミナーはすべて英語で行われるとのことです。

 

ngljapan.com

 

今回は、子ども向けの英語教育に携わっている方へ、セミナーのご紹介でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

多読研究の草創期の記念碑的論文 Susser & Robb (1990)のご紹介♪

こんにちは♪

 

今回ご紹介させていただくのは、Susser & Robb (1990)の論文です。発表されてから30年以上経った現在、250編以上の論文などで引用されている有名な論文です。

 

 

1.論文のデータ

Susser, B., & Robb, T. N. (1990). EFL extensive reading instruction: Research and procedure. JALT Journal, 12(2), 161-185.

https://jalt-publications.org/sites/default/files/pdf-article/jj-12.2-art1.pdf

 

2.論文の内容のご紹介

 この論文の要諦を簡潔にまとめさせていただくならば、多くの先行研究をベースにして、外国語学習および外国語教育としての多読の形作りをしたものです。当時は多読の研究がまだ少なく、その中で、多読がどのようなものかをまとめ上げた、多読研究の記念碑的な論文といえるものです。

 

具体的には、先行研究を概観することにより、多読の定義として、以下の5点を導き出しています。

  1. it is reading of large quantities of material or long texts.
  2. it is reading for global or general understanding.
  3. it is reading with the intention of obtaining pleasure from the text.
  4. because reading is individualized, it is reading with students choosing the books they want.
  5. the books are not discussed in class.        (p. 165)

つまり、多読とは、多くの分量を読み、大まかな意味を把握し、楽しみのための読書であり、選書は学習者に任せられ、読んだ本について議論はしない、という特徴が挙げられています。

現在の多読の基盤となる特徴を、早くもこの時期には導き出していたことがわかりますね

 

また、印象に残ることとして、以下のような主張もされています。

・when reading, we engage in activities such as recalling word meanings, inferring, drawing conclusions, and so on, but these are all aspects of the act of comprehending (i.e., reading). They cannot be separated into discrete skills, either statistically or by task-specific testing.  (p. 163)

・Because of the varying quality of graded (not to mention ungraded) books, and
the elusive nature of authenticity, teachers are advised to build varied collections that include graded materials, children's literature, high interest-low vocabulary books, literature for young readers, and popular writing.   (p. 174)

 

1つ目は、「読む」とはつまり、読みに付随する様々な個々のスキル(語の意味を思い出したり、推測したり、結論を導き出したりといったスキル)に分解することができないという主張です。

学習者の立場から解釈すれば、様々なリーディングスキルを一つずつ覚えたとしても、結局のところ、読む力は、読むことによってしか身につかないということですね。

 

2つ目は、Graded Readers(英語学習者用の読み物)は、その質に差があるため、ネイティブの子ども用の読み物などを組み合わせて多読図書を揃えるといいという助言です。この論文の後、日本の多読の導入期で、ネイティブ用の読本シリーズOxford Reading TreeORT)が広く使われるようになりますが、そのやり方の多読をすでに1990年の時点で支持していたということになりますね。

 

3.最後に

ちなみに、Graded ReadersLeveled Readersについては、このブログでご紹介させていただいた記事もありますので、もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com


今回は、多読研究の草創期を形作った有名な論文をご紹介させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

Taiwan English Extensive Reading Association主催のオンラインセミナーの情報共有です♪

こんにちは♪

 

以前、以下の記事でタイの学会(Thai TESOL)が主催するRob Waring教授のウエビナーのご紹介をさせていただきました。

erelc.hatenablog.com

 

今回は、Taiwan English Extensive Reading Association(TEERA:台湾英語多読学会)と台湾のFeng Chia UniversityのForeign Language Centerが主催するオンラインセミナーをご紹介したいと思います♪

 

セミナーの日時は、5月22日(土)の10時~12時(台湾時間)で、Zoomを使っての開催です。参加費は嬉しいことに無料です!

プログラムは以下の通りです。多読研究の世界的権威のおひとり、Willy Renandya先生もご登壇されます。

 

  1. 10:05 Dr. Willy Renandya: The Primacy of Extensive Reading and Listening
  2. 10:35 Dr. Yu-Chi Wang: Extensive Reading and the Implementation of Reading Activities in the EFL Classroom
  3. 11:05 Paul Goldberg: The Benefits of doing Extensive Reading Online with Xreading
  4. 11:35 Panel Discussion / Q & A

 

コロナ禍となり、何かと不便な面もありますが、現地(今回は台湾)に行かずとも、このようにオンラインで国境を越えて人と人が容易につながることができる機会は一気に増えたように思います。こういった機会を利用できるのは、何だか贅沢な気持ちにもなりますね。

 

このセミナーにご関心があれば、以下のリンクから参加の申し込みができますので、チェックしてみてくださいね♪

docs.google.com

 

今回は台湾が主催する多読のオンラインセミナーのご紹介でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

世界の歴史を学べるWorld History Readersから『The Rise and Fall of Communism』のご紹介♪

こんにちは♪

 

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?これからの5月、新緑が眩しいいい季節に入りますね。コロナ禍の中ですが、楽しい面に目を向けて過ごしたいですね♪

 

 

1.World History Readersについて

今回ご紹介させていただくのは、Graded Readersシリーズの一つ、韓国の出版社Seed Learningから出ているWorld History Readers(WHRと略します)です。

このWHRシリーズはLevel 1~Level 6までの6段階あり、各レベルの語彙レベルや、語数(分量)は、以下のように設定されています。ちなみに、WHR1というは、「World History ReadersのLevel 1」という意味です。

 

WHR1      800語レベル    600語程度の分量  A2レベル   YL 1.1~1.3

WHR2  1,000語レベル     750語程度の分量  A2レベル      YL 1.5~1.8

WHR3  1,250語レベル    900語程度の分量  B1レベル       YL 2.0~2.3 

WHR4  1,500語レベル  1,050語程度の分量  B1レベル      YL 2.5~2.8

WHR5  2,000語レベル  1,200語程度の分量  B2レベル      YL 3.0~3.3

WHR6  2,500語レベル  1,400語程度の分量  B2レベル      YL 3.5~3.8

 

シリーズ名が示す通り、世界の歴史を学べるシリーズで、読みやすい英語で歴史も勉強できるという、歴史好きの方や、歴史をもう一度勉強してみたい方にちょうどいいシリーズです♪ YLに比較して、語数(分量)が少ないのが特徴ですね。

CDも付属しているので、多聴用としてや、授業などで生徒さんに一斉に聞かせたい場合にも有用なシリーズですね。それに、編集者を務めるのは、Foundations Reading Library(FRL)シリーズCengage Page Turners(CPT)シリーズといった人気シリーズを手掛けたRob Waring教授です。

 

2.The Rise and Fall of Communismについて

一冊このシリーズから、『The Rise and Fall of Communism』をご紹介させていただきます♪

YL 1.5~1.8  語数は754語です。

 

この本で学べるのは、タイトルからわかる通り、共産主義(communism)です。

その始まりにはユートピアの考えがあったこと、19世紀にマルクスエンゲルス共産主義を具体的に形作ったこと、レーニン率いるロシアや、毛沢東率いる中国といった大国で共産主義が広がったことなどが紹介されています。

そして、ソ連率いる共産主義圏と、アメリカ率いる資本主義圏との冷戦の始まりや、その終結についてもふれられています。

 

このように、書かれている内容自体は、歴史を学んだ方ならば基本的な内容が中心です。でも、このように知っている内容を英語で読むと、「共産主義はcommunismなのか~」とか「資本主義はcapitalismなのか~」とか、「毛沢東は英語ではMao Zedongなのか~」単語を知らなくても推測ができますね。

 

3.最後に

このブログでは、FRLシリーズCPTシリーズについてご紹介した記事もありますので、ご関心があれば、合わせてお読みください♪

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

コロナ禍以前のインターネットを使った多読実践報告 Dao(2014)の論文から

こんにちは♪

 

多読を飽きずに継続するためには、多読図書の蔵書が豊富にあることが好ましいことはよく指摘されていますよね。その意味でも、最近は、愛知県を中心に公共図書館に多読図書が揃ってきたのは、とっても嬉しい限りです♪

このブログでは、地域に根差した多読についてもご紹介しています。もしご関心があれば、チェックしてみてくださいね♪

erelc.hatenablog.com

 

 

1.はじめに

図書館の多読図書を利用して多読をされている方も多くいらっしゃると思いますが、コロナ禍になり、電子図書(e-book)を利用しての多読が広がってきていますよね。電子図書を中心とした多読のプラットフォームもどんどん充実してきていますね。

 

今回ご紹介するのは、インターネットのリソースを使って多読をすることを紹介した、Dao(2014)の論文です。この論文の著者のTrung Ngoc Daoさんは、この論文の執筆当時、ベトナムの高校で英語教師を務めておられる方で、コロナ禍以前からインターネットのリソースに注目した実践報告であり、現在の電子図書を利用した多読の原型を垣間見られる論文ともいえますね♪

 

Dao, T. N. (2014). Using internet resources for extensive reading in an EFL context. Hawaii Pacific University TESOL Working Paper Serires, 12, 72-95.

https://www.academia.edu/12315644/Using_Internet_Resources_for_Extensive_Reading_in_an_EFL_Context


2.論文の内容のご紹介

この論文では、多読の効果や意義について、先行研究にふれながら言及した後で、EFL(English as a Foreign Language:外国語として英語を学ぶ)環境でインターネット上のリソースを活用して多読を行うことの意義を、以下のように主張しています。

 

  1. ... the Internet can provide a large number of authentic and interesting materials.
  2. ... the Internet can provide readers easy access to a large quantity of reading materials.
  3. It is often argued that extensive reading costs much money since it requires a large collection of books or other printed materials.  However, that has changed since the explosion of computer technology, other electronic mobile devices, and the Internet.
  4. ... with the Internet and modern technological developments, learners can easily access their own learning anywhere and at any time they want.

 

特に4番、つまり、インターネットによって、いつでも、どこでも、自分自身の学びに容易にアクセスできるという指摘は、コロナ禍では身に沁みますね

 

この論文は、非常に実践的であり、著者ご自身が実践された、14歳~15歳の英語専攻の生徒さんを対象にした、インターネットのリソースを使った多読授業(90分の授業4回分)が提示されています。

 

さらに、論文の最後には有用なインターネットのリソースがURLとともに紹介されています。具体的に、以下にいくつか示しますが、便利なサイトばかりですね。

これらは一部であり、さらに多くのサイトが紹介されていますので、詳細についてお知りになりたい方は、ぜひぜひ、論文の方をチェックしてみてくださいね♪

 

365 ESL Short Stories

http://www.eslfast.com


Children’s Storybooks Online

http://www.magickeys.com/books/

 

Speed Reading Test Online

http://www.readingsoft.com/

 

BBC Learning English

http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/language/wordsinthenews/

 

American Stories for English Learners

http://www.manythings.org/voa/stories/

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

日本語多読にご関心のある方へ NPO多言語多読さんの「オンライン 日本語多読クラブ」の情報共有♪

こんにちは♪

 

今日でゴールデンウィーク最後という方も多いのではないでしょうか。今年もなるべくステイホームをしていた方も多かったのではないでしょうか。

 

さて、今回ご紹介させていただくのは、NPO多言語多読さん「オンライン 日本語多読クラブ」です。

以下の日程で、Zoomを使って行われるそうです。参加費は、何と無料!嬉しいですね♪

 

5月15日(土) 20:00 - 21:30
5月29日(土) 11:00 - 12:30

 

日本語を学んでいる方、日本語指導をされている方にぴったりのクラブですので、もしご関心があれば、以下のリンクから申し込めます。ぜひぜひ、チェックしてみてくださいね。

tadoku.org

 

ちなみに、NPO法人 日本語多読研究会が監修されている『日本語教師のための多読授業入門』という書籍も出版されていますので、ご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪

日本語教師のための多読授業入門

日本語教師のための多読授業入門

 

 

今回は、5月中に参加できる日本語多読クラブの情報共有でした。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

それでは、Happy Reading♬

授業外で多読に向かわせるための考えるヒントをいただける Takahashi & Umino (2020)の論文のご紹介♪

こんにちは♪

 

以前、以下の記事で、豊田高専における多読の取り組みについてご紹介させていただきました。そして、TOEICのスコア向上という点で高い成果を上げている背景には、長期間多読を継続している点があることをご紹介させていただきました。

erelc.hatenablog.com

 

 

1.はじめに

英語(日本語)多読って、文字通り、「多くの英語(日本語)を読む」こと。でも、酒井邦秀先生が提唱された100万語を読もうとすれば、それ相応の時間がかかるのも事実ですよね。つまり、指導者の視点からすれば、「多読」を実現するためには、いかに授業外で自律的に読む習慣を身につけさせられるかがとっても重要になりますよね。

 

今回ご紹介するのは、授業外で多読に向かわせるためのヒントをいただける論文、Takahashi & Umino (2020)です。

 

Takahashi, W., & Umino, T. (2020). Out-of-class extensive reading in Japanese as a second language: Enhancing learner autonomy beyond the classroom. Electronic Journal of foreign language teaching, 17(1), 50-63.

https://e-flt.nus.edu.sg/wp-content/uploads/2020/09/takahashi.pdf

 

2.論文の内容のご紹介 

この研究では、まず多読(Extensive Reading, ER)を3つの段階に分けています

  1. classroom-based ER: 教員のシラバスに基づいた教室を中心とした多読
  2. out-of-class ER: 教員が授業外での多読機会を設定するが、参加や読書量などに関して成績や単位などには関係ない多読
  3. autonomous out-of-ER: 授業外で学習者の自律性に基づいた多読

 

そして、この研究の下地になった活動は、東京外国語大学で2014年に始まった、留学生を対象にした日本語多読の"out-of-ER"プログラムの一つ、"Extensive Reading Session in Japanese" (ERSJ)です。

 

この研究の参加者は、ERSJに2015年4月から7月にかけて参加した6名の日本語学習者。この6名に対して、半構造化インタビューを2回行いました。

  1. ステージ1:ERSJ直後の2015年7月に6名全員に行う。
  2. ステージ2:ERSJ終了7か月後の2016年2月に6名中4名(うち、1名はこの時点でもERSJに参加中だったため、研究対象から除外)に行う。

そして、この2回のインタビューを通して、多読の継続状況などを調査し、参加者の学習自律性(learner autonomy)を探究しました。

 

なお、学習自律性については、先行研究(Benson , 2011)による以下の3つの観点を採用し、多読がどの程度自律的に行われるようになったのかを分析しています。

  1. learning management(学習管理)
  2. cognitive process(認知プロセス)
  3. learning content(学習内容)

そして、参加者のインタビュー結果をこの3観点から分析し、学習者の自律性について探究を行っています。

 

結果としては、ステージ2の時点でも、3名中2名が多読を継続していたという結果でした。しかも、3名全員が以前よりも読む量が増えていると回答したということ。

 

3.最後に

この研究の参加者数は少ないので、あくまで事例研究として捉えるべきだと思いますが、それにしても、多読の授業が終わった途端に読まなくなってしまうことは、多くの指導者が抱えている悩みだと思います。その中で、かなり成果の上がった研究ではないでしょうか。

ある種、強制的に誰もが学ばされる言語である英語での多読と、強い興味や関心を持った人が選択的に学習する日本語での多読で、学習者の動機づけ(learning motivataion)が違う可能性はありますが、それにしても、この結果は目を見張るものがありますね♪

 

実際、この論文では、自律的に多読をした方たちは、隙間時間を利用して多読を気軽に進めたことや、「辞書は使わない」という原則に抵抗を示した方も多く、辞書で必要最低限の語は調べていたことなど、先に書いた3つの観点に基づき、興味深い分析もされていますので、英語の多読であっても応用可能な視点をもらえますね。

それに、"autonomous out-of-ER"へつなげるのに寄与した、ERSJの"out-of-ER"の取り組みも素晴らしいですね。

 

今回は、Takahashi & Umino (2020)の論文のご紹介でした。ここに書いている以上の詳細が気になれば、ぜひ、論文を読んでみてくださいね♪

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

日本人の心に優しく響く絵本 『Tree of Cranes』のご紹介♪

こんにちは♪

 

以前、Dianne Synderさんが書き、横浜生まれのイラストレーターのAllen Sayさんがイラストを手掛けたコールデコットオナー賞の受賞作品『The Boy of the Three-Year Nap』をご紹介させていただきました。

erelc.hatenablog.com

 

 

1.本のご紹介

今回ご紹介させていただくのも、Allen Sayさんの作品です。そのタイトルは、『Tree of Cranes』です。『The Boy of the Three-Year Nap』と同様、日本を舞台にした英語の絵本です。 

YL 1.8~2.2程度  語数は1,027語です。

Tree of Cranes

Tree of Cranes

  • 作者:Say, Allen
  • 発売日: 2009/11/16
  • メディア: ペーパーバック
 

 

少年にはお気に入りの池がありました。お母さんからは溺れるのが心配だから行かないように度々注意をされていましたが、寒空のこの日も、池の鯉を見にやってきました。でも、そのせいで少年は風邪を引いてしまいました…

 

お母さんから怒られることを恐れながら、少年は池から家に帰ります。いつもならば、お母さんが玄関まで迎えに来てくれるのですが、この日は居間にいたまま。そこで、鶴を折っていたのですある願い事をかなえるために

 

お母さんは少年に熱があることを知り、お風呂に入れて、布団で寝るように言います。そして、少年が布団で寝ていると、小さな松の木をもってきたのです…

この日は、新年の7日前そう、クリスマスです果たして、この後、お母さんがしたこととは…?

 

お母さんの口から語られる生い立ちとともに、ぜひぜひ、結末をご自身でお楽しみください♪ 日本にまだクリスマスという概念が浸透していなかった時代の、日本式のクリスマスのお祝いに、温かく、優しく、また懐かしく感じるような絵本です。Allen Sayさんの繊細なイラストも素晴らしいですね。

このように、日本を舞台にした絵本が海外で出版されていることも嬉しいですね。

 

2.朗読ビデオについて

この絵本の朗読ビデオもYouTubeに上がっていたので、合わせて紹介させていただきます。音声を聞くことが好きな方には、朗読を聞きながら読んでもいいですね。

www.youtube.com

 

3.最後に

このブログでは、他にも英語の本を紹介した記事があります。もしご関心がありましたら、合わせてチェックしてみてくださいね♪

erelc.hatenablog.com

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

多読指導や多読学習を始めたい方へ Thai TESOL Extensive Reading Webinarの情報共有です♪

こんにちは♪

 

今回ご紹介させていただくのは、多読のウエブ上のセミナー(ウエビナー)です。

多読研究の世界的な研究者のおひとりでいらっしゃるRob Waring教授ノートルダム清心女子大学)が講師を務められるウエビナー「Thai TESOL Extensive Reading Webinar」です。

 

 

このウエビナーの詳細や申し込み方法は、以下のサイトに紹介されていますので、ご関心があればチェックしてみてくださいね。

www.thailandtesol.org

 

このサイトには、以下の説明があります。

ThailandTESOL Extensive Reading Webinar Series will be held online on Saturday 29 May 2021 from 10.00 to 12:00 hours.

Prof. Dr. Waring will be delivering a talk on ‘What is extensive reading and how do we do it with no money and few resources?”.

 Registration is required. Please scan the QR code below. Good news~~> 300 seats are available this time!

 

つまり、5月29日(土)の10時(日本時間では12時)から開始とのことです。

お話の内容は、多読とは何かの説明に加え、費用をかけずに、また多読図書がない中で

どのように始めればいいのかを中心にされるようです。また、ウエビナーはすべて英語で行われます。

 

内容的には、どちらかといえば、多読の指導者向けのお話のようですが、もちろん、多読に取り組んでいる方や、多読に関心にある方にもおすすめの内容ですね。先着300名ということです。Rob Waring先生は素晴らしい研究者でいらっしゃるので、きっとこれまでのご研究成果に基づき、精緻な素晴らしいウエビナーになると思います

もしご関心があれば、ぜひチェックしてみてくださいね♪

 

 

Rob Waring教授といえば、タドキストの中では鉄板の人気をほこるFoundations Reading Library(FRL)シリーズの著者でいらっしゃり、Cengage Page Turners(CPT)シリーズの監修を務められている方でもあります。

FRLシリーズや、CPTシリーズは、過去の記事でご紹介させていただいたことがありますので、もしご関心がありましたら、チェックしてみてくださいね♪

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

 

今回は多読のウエビナーの情報共有でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

ユーモラスなコールデコットオナー賞 『Mice Twice』のご紹介♪

こんにちは♪

 

今日から5月、そしてゴールデンウィーク突入ですね。いかがお過ごしでしょうか?

 

 

1.本のご紹介

今回ご紹介させていただくのは、Joseph Lowさんが作り上げた『Mice Twice』です。表紙の絵からも、ユーモラスな雰囲気が伝わってきますよね。1981年のコールデコットオナー賞の受賞作品です。

YL 1.4~1.8程度  語数は930語です。

Mice Twice

Mice Twice

  • 作者:Low, Joseph
  • 発売日: 1986/07/01
  • メディア: ペーパーバック
 

 

とってもおなかをすかせたCatは、ネズミを食べたいと思い、ある悪だくみをします。Mouseの家の前に行き、「こんな素敵な日に、一緒に夕食を食べてくれる人がいればもっといいな。家に夕食にきてくれないですか?」と丁寧に誘います。

 

でも、MouseはCatのずるさはよく知っています。そして、「友達を連れて行ってもいい?」と聞きます。Catは、「これで2匹一気に食べれる!(Mice Twice!)」とほくそ笑みます。

 

そして待ちに待った夕食時。Catがドアを開けると、そこにはMouseの他に、Catの倍ほどの背丈のあるDogが一緒に来ていたのでした…

仕方なく「普通に」夕食を済ませると、Dogは帰り際に、翌晩に夕食に来るようCatを誘ってきたのです…。

 

思いがけず次のチャンスを得たCatは、翌晩、Wolfを連れて、Dogの家に行きました。WolfはDogを、CatはMouseを食べようと計画をして…。しかし、Dogがドアを開けると、そこに立っていたのは…。

この続きが気になる方は、ぜひぜひ、ご自身でチェックしてみてくださいね♪

 

ユーモラスで、明るく笑いながら読み進められる本です。子どもへの読み聞かせ用としてもぴったりです。

 

2.朗読ビデオについて

Storyonlineでの読み聞かせのYouTube Videoもありますので、合わせてご紹介させていただきます。

www.youtube.com

 

3.最後に

このブログでは、他にも英語の本を紹介した記事があります。もしご関心がありましたら、合わせてチェックしてみてくださいね♪

erelc.hatenablog.com

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬