タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の高校生に10分間の多読を行うことで読解速度の向上が見込めることを示した、Fujita & Noro (2009)の論文のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、このブログでは、多読が読解速度や読解力に与える影響を調べた研究として、Bell (2001)や、Tanaka & Stapleton (2007)の論文をご紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com erelc.hatenablog.com 今回ご紹介させていただくのは、日…

NPO多言語多読さんの「親子で多読!〜どうやって始める?どうやって続ける?」(6/22)の情報共有です

こんにちは♪ NPO多言語多読さんの主催で、6月22日(火)の10:00~11:30(90分)に、「親子で多読!〜どうやって始める?どうやって続ける?」というオンラインセミナー(Zoomを使用)が開催されるとのことですので、ご紹介させていただきます♪ 参加費は1,500…

おとぎ話のパロディを楽しめる、大人向けのコールデコットオナー賞作品 『The Stinky Cheese Man and Other Fairly Stupid Tales』のご紹介♪

こんにちは♪ 今回もお立ち寄りいただき、ありがとうございます。 今回は、(ブラック)ユーモアたっぷりの、大人が楽しめるおとぎ話のパロディ作品をご紹介させていただきます。 本について 本の内容のご紹介 最後に 本について 今回ご紹介するのは、『The S…

大阪で英語多読の私設図書館が開設~朝日新聞の記事から~

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます♪ 少し前になりますが、5月9日の朝日新聞デジタルに、大阪市の住吉区で英語多読の私設図書館を開設された黒瀬公美さんの記事がありましたので、紹介させていただきます。 www.asahi.com もともと英語が…

DuckとBearの可愛らしいコンビの絵本『I Love You Already!』のご紹介♪

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます♪ 今回は、DuckとBearの可愛らしいコンビを描いた絵本シリーズの1冊をご紹介させていただきます。 本について 本の内容のご紹介 最後に 本について 今回ご紹介させていただくのは『I Love You Already!…

多読によって新しい語彙がどの程度定着するのかを研究した初期の事例研究 Cho & Krashen (1994)のご紹介♪

こんにちは♪ このブログで、以前、多読を行うことで語彙力向上にどのような効果を与えるのかに関して、Waring & Nation (2004)の論文を紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回は、多読の実践によって新しい語彙がどの程度定着するのかを事例…

美しく繊細なコールデコットオナー賞作品 『Peppe the Lamplighter』のご紹介

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます♪ 以前、このブログで、アメリカで出版された絵本に授与される名誉ある賞、コールデコット賞についてご紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回は、1994年のコールデコットオナー賞に選…

絵本の魔術師が描くナイアガラの女王 『Queen of the Falls』のご紹介♪

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます。 今回は、世界中で広く読まれる名作を世に残しておられる、アメリカの児童文学作家であり、イラストレーターであるChris Van Allsburgさんの作品の一つをご紹介させていただきます。 本について 本の…

アメリカの「最強の男」伝説のJohn Henryを描いたコールデコットオナー賞『John Henry』のご紹介♪

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます♪ 今回は、アメリカの庶民の英雄として、また「最強の男」としての伝説を持つ、一人の男を描いた絵本を紹介させていただきたいと思います。 本について 本の内容のご紹介 最後に 本について 今回ご紹介…

「Graded Readersの読みやすさを左右する要因は、語彙と文法以外に何がある?」に答える、Gillis-Furutaka (2015)の論文のご紹介♪

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます。 以前、このブログではGraded Readersとは何かに関する記事を書かせていただきました。また、Graded Readersが英語力に与える可能性に迫ったNation & Deweerdt (2001)や、1993年当時のGraded Readers…

クリスマスの素敵なお話をじっくり味わえるケイト・グリーナウェイ賞作品 『The Christmas Miracle of Jonathan Toomey』のご紹介♪

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます♪ 以前、このブログで、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞についてご紹介させていただきました。 本について 本の内容のご紹介 最後に 本について 今回は、19…

初版から100年近く読み継がれる古典的絵本『Millions of Cats』のご紹介♪

こんにちは♪ 早いもので、5月も下旬となりましたが、いかがお過ごしてでしょうか? 今年は梅雨入りが早い地域も多いですが、雨の日だからこその楽しさを見つけて、笑顔で過ごしていきたいですね♪ さて、今回ご紹介させていただきたい絵本は、20世紀前半にご…

子どもたちに仕事の内容を簡潔に紹介するBusy Peopleシリーズから『Librarian』のご紹介♪

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます♪ 今回は、子どもたちに仕事の内容を平易に、簡潔に紹介するシリーズの、Busy Peopleシリーズ(イギリスの出版社Quatro Publishingから刊行)から、一冊ご紹介したいと思います。 本について 本の内容…

「英語学習者が最低限覚えるべき語彙は?」に答えるNation & Hwang (1995)の論文のご紹介♪

こんにちは♪ 以前このブログでは、語彙研究の世界的な権威でいらっしゃるPaul Nation博士の論文をいくつか紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com erelc.hatenablog.com erelc.hatenablog.com erelc.hatenablog.com 今回は、またPaul Nation博士の…

今なお愛される絵本作家Margaret Wise Brownさんの『The Important Book』のご紹介♪

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます。 今週も始まりましたが、昨日の月曜日はいかがお過ごしでしたか? 今回は、世界中で読まれ続けている、寝かしつけの時の定番の絵本、『Goodnight Moon』でもお馴染みのMargaret Wise Brownさんの作品…

女王様の帽子はどこへ…?愉快なドタバタ劇の絵本『The Queen's Hat』のご紹介

こんにちは♪ お立ち寄りいただき、ありがとうございます。 突然ですが、皆さん、イギリスはお好きですか? イギリスのシンボルと言えば、ビッグベンに、ロンドンアイに、バッキンガム宮殿に、タワーブリッジに・・・、といくつも浮かびますが、衛兵さんも印…

多読導入プログラム前後で、TOEICのReadingスコアを比較した研究 O'Neill (2012)のご紹介♪

こんにちは♪ 早いもので、5月も5週目に入りましたね。今週も、笑顔で過ごしていきましょうね♪ 以前、このブログで、日本人の大学生を対象にした多読実践がTOEICのスコアに与える影響について調査したStorey, Gibson, & Williamson (2006)をご紹介させていた…

1997年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した、素敵な感動作品『When Jessie Came Across the Sea』のご紹介

こんにちは♪ 以前、このブログで、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞についてご紹介させていただきました。 今回は、1997年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した、素敵な感動作品を紹介したいと思います。 本につ…

Foundations Reading Libraryシリーズの魅力に2つの側面から迫った論文McLean (2014)のご紹介♪

こんにちは♪ このブログでは、以前、日本人にとても人気の高いGraded Readersのシリーズの一つ、Foundations Reading Library (FRL)シリーズについてご紹介させていただきました。 とっても読みやすい英語で書かれた、高校生を主人公にした、快読できる、お…

海を体いっぱいで味わった、美しい韻律の英文が印象的な絵本 『Hello Ocean』のご紹介♪

こんにちは♪ 今回は、夏の海での思い出を情感たっぷりに語った絵本をご紹介させていただきます。 本について 本の内容のご紹介 最後に 本について 今回ご紹介するのは、アメリカの絵本作家Pam Munoz Ryanさんが文を書かれ、イラストはアメリカのMark Astrell…

おじいちゃん、おばあちゃんとの交流を、明るく、温かく描いたコールデコット賞受賞作 『The Hello, Goodbye Window』のご紹介♪

こんにちは♪ 今回は、Norton Justerさんの文、Chris Raschkaさんのイラストによる絵本『The Hello, Goodbye Window』をご紹介させていただきます。 本について 絵本の内容のご紹介 最後に 本について 『The Hello, Goodbye Window』は、表紙の色合いからも伝…

1993年当時のGraded Readersの出版状況や課題などがわかる研究 Thomas & Hill (1993)のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、このブログではGraded Readersとは何かに関する記事を書かせていただきました。また、Graded Readersが英語力に与える可能性に迫ったNation & Deweerdt (2001)による研究も紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com erelc.hatenab…

とっても美しくて素敵なケイト・グリーナウェイ受賞作品『The Whales' Song』のご紹介

こんにちは♪ 以前、このブログで、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞についてご紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 本について 絵本の内容のご紹介 最後に 本について 今回は、1990年にケイト・グリ…

イギリスの絵本の金字塔! ケイト・グリーナウェイ賞とは?―ケイト・グリーナウェイ賞作品の紹介とともに―

こんにちは! お立ち寄りいただき、ありがとうございます。 はじめに ケイト・グリーナウェイ賞とは? このブログでのケイト・グリーナウェイ賞作品の紹介 1963年 Borka 1970年 Mr. Gumpy's Outing 1974年 The Wind Blew 1977年 Dogger 1978年 Each Peach Pe…

コロナ禍の今だから読んでおきたい英語読本 『Germs Make Me Sick!』のご紹介♪

こんにちは♪ 新型コロナ感染症の影響が世界中で長引いていますね。毎日医療現場などでご勤務されている方に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 この時期には、「ウイルスって何だろう?」とか、「どうして体調が良くなくなってしまうの?」といった疑問を…

「多読指導がTOEICに与える影響は?」に迫った事例的研究 Storey, Gibson, & Williamson (2006)のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、以下の記事で、東京の学習塾SEGにおける多読指導の効果について紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回は、今から15年ほども前になる少し古い研究ですが、日本人の大学生を対象にした多読実践がTOEICのスコアに与える影響…

夜に忍び寄る足音の正体とは・・・? 子どもの心情と想像をえがいた『Molly and the Night Monster』のご紹介♪

こんにちは♪ 今回は子どもの心情と想像力をえがいたベッドタイムのお話『Molly and the Night Monster』をご紹介させていただきます。イギリスの版画家Chris Wormellさんの作品です。 本について 絵本の内容のご紹介 最後に 本について 『Molly and the Nigh…

「簡略化されていない英語の本を読むのに、どのくらいの語彙サイズが必要?」に答える、Hirsh & Nation (1992)の論文のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、このブログで、語彙研究の世界的権威でいらっしゃるPaul Nation博士の論文のうち、Waring & Nation (2004)を紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回ご紹介させていただくのは、このWaring & Nation (2004)に先行する論文で…

心打たれる素敵で繊細な絵本 『Tea with Milk』のご紹介♪

こんにちは♪ 5月も4週目が始まりましたね。すでに梅雨入りした地域もあるとのことですが、今週も笑顔で過ごしていきたいですね♪ このブログでは、以前、1939年に横浜で生まれてから13歳まで日本で過ごし、その後アメリカに渡った絵本作家Allen Sayさん(コー…

「Graded Readersは英語力向上に良い教材?」に答えるNation & Deweerdt (2001)の論文

こんにちは♪ 以前このブログで、Graded Readersについてご紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回は、このGraded Readersについて、「英語力向上に有効なの?」「英語の教材として優れているの?」といった疑問に答える、Nation & Deweerdt (…

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