こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、雪の日を楽しむ黒人少年をえがいたコールデコット賞作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介するのは、Ezra Jack Keatsさんが文とイラストを手掛けた絵本、『The Snowy Day』です。1963年にコールデコット賞を受賞した名作です。
YL 0.6~0.8程度、語数は317語 Lexile: AD500Lの本です。
本の内容のご紹介
雪が高く降り積もった冬の日を楽しむPeterという黒人少年が主人公です。
朝目覚めると、窓から見える景色は夜の間に高く降り積もった一面の雪。
朝食を終えると、真っ赤なスノーコートを着て、Peterは外に出ます。
雪の上を歩き、いろいろなかたちに足跡をつけたり、木の上に積もった雪を枝で落としたり、ちょっとまだ雪合戦には小さくて参加できないけれど、雪だるまを作ったり、滑り台をしたりして、この雪の日を楽しみます。
子どもの目に映る、雪の世界の"adventure"の様子が、実に上手く表現されています。
また、Peterが着ているスノーコートの赤い色が雪の白さに対比されて実に色鮮やかに表現されていて、コラージュの美しい絵とともに、大変魅力的な本です。
当時としては黒人を主人公にした非常に珍しい絵本でもあります。
気になれば、是非、この名作絵本をチェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『ゆきのひ』の邦題で、和訳版も出版されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
Ezra Jack Keatsさんの作品としては、1970年にコールデコットオナー賞を受賞した『Goggles』などをご紹介したことがあります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬