こんにちは。
今回は、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞に2016年に輝いた英語の絵本を一冊ご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、イギリスはグラスゴーのご出身の児童作家・イラストレーターのRoss Collinsさんが文とイラストを手掛けられた絵本、『There's a Bear on My Chair』です。2016年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した名作です。
Amazonでも、3,500を超えるレビューが寄せられている通り、多くの人に届いた絵本です。
YL 0.8~1.0程度 語数は210語 Lexile: AD460Lです。
本の内容のご紹介
表紙に描かれている、とっても大きなシロクマくんと、小さなネズミさんがこの本の主人公です。
笑顔でこちらに手を振っているシロクマくんと対照的に、しかめっ面でシロクマくんを指さしているネズミさん。
なぜしかめっ面かっていうと、シロクマくんがネズミさんの椅子に座っているからです…。
この椅子は、ネズミさんのものなのです。なのに、大きなシロクマくんが腰かけてしまうと、ネズミさんが座るスペースはありません…。
早く椅子からどいてもらいたいネズミさんは、いや~な視線を送ったり、美味しそうな梨でシロクマくんをおびき寄せようとしたり、驚かせようとしたりしますが、シロクマくんは、どこ吹く風。
全く気にするそぶりもありません…。
はてさて、シロクマくんが椅子からどいてくれるのでしょうか…?
最後のオチも楽しいですよ!
この本の特徴は、何と言っても韻を踏んだリズムのよい英語です。
タイトルの、"chair"と"bear"からも分かるように、音読するにも、読み聞かせするにも心地いいリズムを味わうことができます。
それに、表紙の裏面にあるQRコードを読み込めば、この本の朗読音声(イギリス英語発音)を聞くことができます。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この作品には、『ぼくのイスなのに!』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
また、このブログでは、「ケイト・グリーナウェイ賞って何?」という記事とともに、いくつかのケイト・グリーナウェイ賞受賞作品をご紹介しています。もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!