タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

羽のないガチョウBorkaを主人公にした、温かく、余韻を味わえるケイト・グリーナウェイ賞作品『Borka』のご紹介

こんにちは。

 

今回は、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞に輝いた英語の絵本を一冊ご紹介させていただきます。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、数多くの名作を世に残されて2019年に亡くなられた、日本でもファンの多い、イギリス人児童作家・イラストレーターのJohn Burninghamさんが文とイラストを手掛けられた絵本、『Borka: The Adventures of A Goose With No Feathers』です。1963年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した古典的名作です。

 

YL 1.6~2.0程度 語数は1,051語です。

 

本の内容のご紹介

ガチョウのPlumpsterさん夫婦は、この春、卵を産むためにイングランド東部の湿地帯に帰ってきました。

 

そしてめでたく6羽のガチョウの子どもが生まれますが、その中の1羽、Borkaにはどういうわけか羽が生えてきませんでした

 

両親もとても心配になり、お医者さんに診てもらいますが、その原因はよくわかりませんでした…

お母さんは、Borkaのために、羽毛代わりになるセーターを編んであげます

それまで寒い思いをしてきたBorkaでしたので、そのセーターをとっても嬉しく思ったのですが、他の子どものガチョウからは馬鹿にされてしまいます…

それに、飛ぶ練習も泳ぐ練習も他のガチョウたちとは一緒にできませんでした…。

そんな日々を過ごし、季節が変わり、移動の季節がやってきました。

 

そして、ある集団についていく形で、Plumpsterさんたちの集団も一緒に飛び立ちました。
取り残されてしまったBorkaを除いて…。
寒さをしのぐために一人彷徨っていたBorkaの目に映ったのは、ある船でしたが…

とっても温かくて、内容も深くて、読み終わった後に、ジーンと余韻が心に残る一冊です

他と違い、仲間に入れないBorkaに訪れた素敵な出会いに、心打たれました

 

最後に

この作品には、『ボルカ―はねなしガチョウのぼうけん』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。

 

また、このブログでは、「ケイト・グリーナウェイ賞って何?」という記事とともに、いくつかのケイト・グリーナウェイ賞受賞作品をご紹介しています。もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

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