こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、想像力と創造力を掻き立てる素敵な文字のない絵本です。2014年のコールデコットオナー賞に輝いた名作です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Aaron Beckerさんが手掛けた絵本『Journey』です。
表紙に銀色のメダルが輝いているように、2014年にコールデコットオナー賞(その年のアメリカの絵本の優秀賞)に輝いた名作です。
YL 0.0 語数はタイトルの1語のみ Lexile: NPの本です。
絵本の内容のご紹介
解説や出版情報を除けば、この本に書かれている文字はタイトルの"Journey"だけです。
そう、文字のない絵本です。
それでも、この本にはストーリーがあり、十分に「読ませて」くれます。
遊ぶ友達もいなく、家に帰ってもお父さんもお母さんもお姉ちゃんにも構ってもらえず、疎外感を感じていた女の子は、赤色のペンで寝室の壁に扉を描きます。
その扉は魔法の扉になって、向こうの世界へと駆け込んでみると、素敵な、そして不思議な雰囲気のする公園に辿り着いたのでした。
赤色のペンでボートを描き、公園の川を渡ると、今度は大きなお城に辿り着きました。そして、そのお城では、家とは違い、女の子を温かく迎え入れてくれたのでした。
さらに、冒険を続けていく女の子に、命の危機や、最後には素敵な出会いが待っています…。そこは、ぜひ、ご自身の目で確かめてみてくださいね!
女の子が赤色のペンで描くものが次々に現実になって、不思議な世界へと誘ってくれる本は、たまらなく刺激的で、想像力と、創造力を掻き立ててくれます。
セピア色を基調とした淡い色遣いを背景にして、赤色のものが印象的に浮かび上がるように描かれています。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、和訳版も刊行されているので、合わせてご紹介させていただきます。
文字のない絵本に関しては、以前、以下の記事で紹介したことがありますので、ご関心があればチェックしてみてくださいね!
また、これまで文字のない絵本、あるいは文字がほとんどない絵本として紹介した記事には、以下のものがあります。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬