こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、アメリカ原住民に伝わる、小さな野ネズミの、凛とした姿に勇気をもらえる、コールデコットオナー賞受賞の絵本をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介するのは、John Steptoeさんが再話し、イラストを描いた『The Story of Jumping Mouse』です。1985年にコールデコットオナー賞を受賞した作品です。
YL 2.5~3.0程度、語数は1,775語 Lexile: AD610Lの本です。
本の内容のご紹介
昔、大きな川の近くの茂みに一匹の若い野ネズミが暮らしていました。
この野ネズミは、年長者からの語り草としてしばしば耳にしていた、「遠く離れた地(far-off land)」に強い思いを馳せるようになります。
そしてついにある朝、その道は険しいという年長者からの忠告もよそに、その地に向けて出発したのでした。
しかし出発から少ししたところで大きな川に行く手を阻まれます。
何とかしてこの川を渡らなければ、と狼狽していたところ、一匹の不思議なカエルが話しかけ、不思議な力を足に授け、その脚力から、Jumping Mouseという名前となります。
そして、困難に直面しても希望を持ち続ければ、必ず目的の地にたどり着けると助言されます。
そして、ここから"far-off land"を目指して旅を続けるJumping Mouseに、数多くの試練が待ち構えます。その試練に対して、実直に、誠実に、自分を律し、相手を思いやって進んでいく勇気ある姿が描かれています。
果たして、どんな試練が待ち構えているのでしょうか…?
そして、"far-off land"とは何だったのでしょうか…?
もし気になれば、チェックしてみてくださいね!
野ネズミの凛とした姿に、勇気をもらえるお話です。
鉛筆を基調とした繊細で迫力のあるイラストも魅力的です。
最後に
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただきました。もしご関心があれば、合わせててチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬