こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、有名なイソップ寓話を大迫力のイラストで描いた、コールデコット賞作品をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介するのは、アメリカのイラストレーター・児童作家でいらっしゃり、2021年10月に訃報を受けたJerry Pinkneyさんが手掛けた絵本、『The Lion & the Mouse』です。2010年にコールデコット賞(その年の絵本の最優秀賞)を受賞した絵本です。
ライオンが迫力満点に描かれた表紙の右下に、コールデコット賞受賞の証、金メダルが輝いています。
YL 0.1程度、語数は32語の本です。
本の内容のご紹介
イソップ寓話の一つであり、日本語でも『ライオンとネズミ』などの邦題で広く読まれているお話の絵本です。
ただ、このお話を表現するのに、文字はほとんど使用されていません。
書かれている文字は、"Whoooo"や、"Grrr"、"Squeak"といった擬音語のみ。
そう、この本は、Jerry Pinkneyさんのイラストでお話が表現されている、まさに「絵」本です。
その強さや大きさが迫力たっぷりに描かれているライオンとは対照的に、ネズミがか弱く、小さく描かれながら、<他人にしてあげたことはめぐりめぐって自分の身にかえってくる>という教訓を含んだ寓話を楽しむことができます。
躍動感あふれる迫力のイラストに、思わず引き込まれながら、お話を楽しむことができる、迫力のイソップ寓話の絵本です。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、『イソップものがたり ライオンとねずみ』で和訳版も刊行されていますので、合わせて紹介をさせていただきます。
ただ、文字はほとんどない本なので、是非、原本の英語で読まれることをお薦めします!
また、Jerry Pinkneyさんのイラストがお好きな方には、以下の本もお薦めです!
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
また、今回ご紹介した絵本にはほとんど文字がありませんでしたが、文字のない絵本についてご紹介した記事もあります。
また、これまで文字のない絵本、あるいは文字がほとんどない絵本として紹介した記事には、以下のものがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬