こんにちは♪
以前、このブログで、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞についてご紹介させていただきました。
本について
今回は、1990年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した、とっても美しくて、素敵な絵本を紹介したいと思います。文はDyan Sheldonさんが手がけ、表紙からもわかるこの美しいイラストはGary Blytheさんが手がけました。作品名は『The Whales' Song』です。
YL 1.6~2.0程度 語数 595語 Lexile: 560Lです。
絵本の内容のご紹介
この表紙に描かれている女の子はLilly。このLillyを中心に素敵なお話が描かれています。
ある日、LillyのおばあちゃんがLillyをお膝の上に乗せてお話を聞かせる場面から始まります。
おばあちゃんは、むかし、海にはたくさんの鯨がいたこと、そしてその鯨たちを見に、堤防の端っこまで行って長い時間眺めていたことを優しく語り掛けます。
そして、たとえばすごく素敵な貝殻や、綺麗な石といった何か特別なものを海に持っていくと、鯨たちはおばあちゃんの近くに踊るようにやってきて、おばあちゃんの名前を言って、歌ってくれたことがあったという話をしてくれたのです。
翌朝、Lillyは堤防の端っこまで行って、黄色のお花をポケットから出して、海に落とします。そして、長い間、待ち続けます・・・。
しかし、鯨はなかなか現れません・・・。
そして、ついに陽が暮れて家に帰る時間になってしまいました・・・。
でも、家に帰り、夜の時間になったとき、思いがけないことが起こります・・・。
Lillyは一体、何を目にしたのでしょうか・・・?
とても静かで、美しい絵本で、じっくりと味わって、大切にしたくなる素敵な絵本です。さすがは、ケイト・グリーナウェイ賞の受賞作品と思わせてくれる絵本です。
もし気になれば、ぜひぜひ、手に取って味わってみてくださいね!
最後に
この作品には和訳版も『くじらの歌ごえ』の題名で刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます♪
イギリスの名誉あるケイト・グリーナウェイ賞作品について紹介した記事もあります。もしご関心があれば、チェックしてみてくださいね。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬