こんにちは♪
早いもので、5月も下旬となりましたが、いかがお過ごしてでしょうか?
今年は梅雨入りが早い地域も多いですが、雨の日だからこその楽しさを見つけて、笑顔で過ごしていきたいですね♪
さて、今回ご紹介させていただきたい絵本は、20世紀前半にご活躍された、アメリカの作家Wanda Gágさんの1928年に発表した作品で、100年近くたつ現在でも版を重ね続けている本です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Wanda Gágさんの代表作『Millions of Cats』です。
Wanda Gágさんは、コールデコット賞も受賞したことのある偉大な作家さんですが、この『Millions of Cats』では、アメリカで出版された児童書の中で優れた作品に送られる権威あるニューベリー賞において、1929年のオナー賞を受賞されています。
YL 1.6~2.0程度 語数 965語 Lexile: 580Lの絵本です。
絵本の内容のご紹介
昔あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
花が周りを囲む、綺麗なお家に2人で暮らしていたのですが、生活の中に寂しさを感じていました・・・。
そしてある日、おばあさんは、ふと、「ああ、猫がいればなあ」とこぼします。
それを聞いたおじいさんは、おばあさんのために、猫を探しに出かけます。
その旅は長い道のりのものでした。山を越え、そして谷を越えた後、猫がたくさんいる丘に辿り着きました。そこには、何百、いや何千以上の猫がいたのです・・・。
おじいさんは、一番可愛い猫を家に持ち帰ろうと、白い猫を抱きかかえます。ところが、帰る途中で見かけた白黒の猫も、グレーの猫も、しましまの猫も、みんな可愛くて、置いて帰るのが惜しくなってしまいました。
そこで、おじいさんは、かわいい猫をみんな抱きかかえて持ち帰ることにしました・・・。
結果的には、その丘にいる何百万、いや何千万以上の猫がおじいさんの後についていくことになったのです・・・。
そして、そのまま家に帰ります。すると、それを見たおばあさんは・・・。
この後、予想を超える展開が待っています・・・。
何が起こったのか、もし気になれば、ぜひぜひ、ご自身の目でチェックしてみてくださいね♪
白黒で描かれた絵が、レトロな雰囲気を出し、ちょっと不思議で、シュールな世界観を醸し出しています。
最後に
初版から100年近く読み継がれている古典的な絵本です。この100年近くの間に、何万冊、何十万冊と刊行されてきたと思いますが、その中でも読み継がれるのは、ほんのごくわずか。その1冊と思うと、すごいですね。
この本は、日本でも『100まんびきのねこ』の邦題で親しまれていますので、合わせてご紹介をさせていただきます♪
このブログでは、多読や読書で楽しめる英語の本を、他にも紹介しています。もしご関心がありましたら、合わせてチェックしてみてくださいね♪
今回は、古典的絵本『Millions of Cats』のご紹介でした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬