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今回は、アメリカの庶民の英雄として、また「最強の男」としての伝説を持つ、一人の男を描いた絵本を紹介させていただきたいと思います。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Julius Lesterさんが文を担当し、Jerry Pinkneyさんがイラストを手掛けた絵本『John Henry』です。
Julius Lesterさんも、Jerry Pinkneyさんも多くの受賞経験をお持ちの方で、絵本界の重鎮のお二人がタッグを組んで出来上がった本で、1995年のコールデコットオナー賞を受賞した作品です。
YL 2.5~3.5程度 語数は2,115語 Lexile: AD620Lの本です。
本の内容のご紹介
いわゆる、"tall tale"(ほら話、面白く誇張されたお話)として語り継がれているJohn Henry。
このお話を、アメリカの児童作家であり、大学でも教鞭をとられていた、Julius Lesterさんと、数度のコールデコット賞(オナー賞を含む)を受賞した著名なイラストレーターのJerry Pinkneyさんが作り出した絵本です。
生まれてからというものの、あっという間に大きく成長し、屋根を突き破ってしまう背丈になり、その笑い声の豪快さと言ったら、お日様も怖がって月の後ろに隠れてしまうほど。
翌朝には、太陽がまだ寝ている前に起き出し、太陽に向かって早く起きるように叫び、自分が突き破った屋根の修理をしたJohn Henry。
その翌日には、町一番のワル、Ferret-Faced Freddyに対して、競走する賭けを申し出ました。その競走でFreddyが勝てば、Freddyの仕事を1年間何でもするけれど、John Henryが勝てば、1年間悪いことはするな、という賭けです。ただ、この競争では、Freddyは馬に乗った状態で走り、John Henryは自分の足で走るというものでした。
多くの人が見守る中で始まったこの競争、結果は、もちろん、John Henryの圧勝。
まだまだ伝説は続きます。おじいちゃんが使っていたという2本の大きなハンマーを持って家を出ることにしたJohn Henry。
しばらくすると、道路建設をしていた作業員が、大きな岩に阻まれて作業が滞っていました。ダイナマイトを使っても、びくともしないこの巨岩に対して、John Henryは、持っていたハンマーを振りかざすと・・・。
この後、起こったこととは・・・?
次々と伝説を作っていくJohn Henryの偉業が、生き生きと、そしてユーモラスに語られていきます。
もし気になれば、このコールデコットオナー賞作品を、ぜひぜひ、チェックしてみてくださいね♪
最後に
Jerry Pinkneyさんの本として以下もお薦めです!
このブログでは、多読や読書で楽しめる英語の本を、他にも紹介しています。もしご関心がありましたら、合わせてチェックしてみてくださいね♪
今回は、伝説の男を描いたコールデコットオナー賞作品『John Henry』のご紹介でした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬