こんにちは♪
お立ち寄りいただき、ありがとうございます♪
以前、このブログで、アメリカで出版された絵本に授与される名誉ある賞、コールデコット賞についてご紹介させていただきました。
今回は、1994年のコールデコットオナー賞に選出された絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Elisa Bartoneさんが文を書き、Ted Lewinさんがイラストを手掛けた、『Peppe the Lamplighter』です。
YL 2.0~2.5程度 語数 1,207語 Lexile: AD570Lの本です。
本の内容のご紹介
昔、まだ電気が通っていなかった頃。ニューヨークの一角にあるLittle Italyでは誰かの手で外灯に火が灯されなければなりませんでした。
この本の主人公のPippeは、イタリアから家族でニューヨークのLittle Italyに移住してきた少年です。母親を亡くし、8人の姉妹と病気の父と暮らしています。
Peppeの家には経済的な余裕はなく、働いて家族を支えなければならないと思い、Peppeはあちこちの店に仕事をもらえないか聞いて回りますが、なかなか見つかりません。そんな中、外灯に火を灯す仕事をしている人がイタリアに帰る関係で、その後を引き継ぐことになりました。
仕事を得られて喜ぶPeppeでしたが、その仕事に対してお父さんは納得しません。
曰く、「お前は道で暮らすことになるぞ」と。
でも、Peppeは、外灯に火を灯していきます。
一つ一つ。
家族の幸せを祈りながら・・・。
それでも、お父さんからは非難され、何か周りからも嘲笑されている気がして、ついにPeppeは心が折れてしまいます。そして、火を灯すことができなくなってしまいました・・・。
町の夜は暗闇に包まれてしまいます。しかし、そんな日に限って、妹の一人が家に帰ってこない事態が発生してしまいます・・・。
この事態を受けて、お父さんは・・・?そして、Peppeは・・・?
美しく編まれたテキストと、繊細で写実的なイラストが素晴らしいこの絵本を、もし気になれば、ぜひぜひ、ご自身で読んでみてくださいね♪
最後に
このブログでは、他にも英語の本を紹介していますので、もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪
今回は、美しく繊細なコールデコットオナー賞作品『Peppe the Lamplighter』のご紹介でした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬