こんにちは。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます!
今回は、創意と工夫とブラックユーモアにあふれたケイト・グリーナウェイ賞受賞作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Emily Gravettさんが文とイラストと仕掛けを手掛け、2005年にケイト・グリーナウェイ賞に輝いた絵本『Wolves』です。
YL 0.5~0.7程度 語数は168語 Lexile: 640Lです。
本の内容のご紹介
この本の表紙をめくると、そこには真っ赤な表紙に『WOLVES』と黒字で書かれています。
そう、この本は、うさぎさんが図書館から借りた『WOLVES』という本を読み進めるという、二重構造になっています。
そして、うさぎさんが読む『WOLVES』の絵本の出来が秀逸です。
貸出カードまで丁寧に作られたこの絵本には、オオカミの強さや怖さが書かれています。
何でも、過酷な環境でも生きることができ、42本の歯を持ち、あごの力は大型犬の倍くらいというオオカミの実態を知ります。
そして、オオカミが好んで食べる食べ物とは、もちろん…。
うさぎさんは、呑気に読み進めますが…。
著者の創意と工夫、それにブラックユーモアが凝縮された絵本に脱帽です。
最後には、おまけで『10 Little Rabbits』というミニ絵本までついている徹底ぶり。
どの世界でも、一流のプロの力量はすごいですね。
是非、ご自身の目で確かめてくださいね!
最後に
この本には、『オオカミ 』で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
なお、Emily Gravettさんは、この『Wolves』に加え、『Little Mouse's Big Book of Fears』で2008年にもケイト・グリーナウェイ賞を受賞されています。
その記事は、以下からご確認できますので、ご関心があれば、合わせてどうぞ。
また、このブログでは、「ケイト・グリーナウェイ賞って何?」という記事とともに、いくつかのケイト・グリーナウェイ賞受賞作品をご紹介しています。もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!