こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、静寂の夜を短い言葉で美しく表現した、寝かしつけの時にも好適な絵本をご紹介したいと思います。2009年のコールデコット賞に輝いた作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、Susan Marie Swansonさんが文を、Beth Krommesさんがイラストを手掛けた絵本、『The House in the Night』です。2009年にコールデコット賞に輝いた名作です。表紙に金メダルが輝いていますね。
YL 0.5~0.6程度 語数は104語 Lexile: 180Lの本です。
本の内容のご紹介
家族で散歩に出かけ、陽が沈む頃、父親は幼い娘に鍵を渡します。
辺りが暗くなり始める頃、家の中からオレンジ色の光が温かくこぼれています。
女の子は鍵を使って家に入り、温かい光が灯る部屋に入ります。
ベッドの上には本が待っていて、本の中で鳥が飛び立ちます。
女の子を背中に乗せて…。
そして、鳥は窓から、帳が落ちた夜空へと向かいます…。
夜の静寂が白と黒を基調としたイラストから表現され、そこに、光や花や星や月がオレンジ色で描かれることで、温かさと、アクセントを加えています。
版画のような味わいのあるイラストが素晴らしいです。
絵本の中で使われる言葉は、詩的で、静かで、美しく、静寂の夜を一緒に味わえるような素敵な絵本です。
もし気になれば、是非、ご自身の目でチェックしてみてくださいね!
最後に
この作品は、『よるのいえ』の邦題で、谷川俊太郎さんによる和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
寝かしつけの絵本として好適な本としては、以前、以下の本も紹介したことがありますので、もしご関心があれば合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬