こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、少年の夢をえがいたような「古き良きアメリカ」を感じさせる古典的作品をご紹介したいと思います。1939年にコールデコットオナー賞を受賞した名作です。
本について
今回ご紹介するのは、James Daughertyさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Andy and the Lion』です。1939年にコールデコットオナー賞(その年の絵本の優秀賞)を受賞した絵本です。
YL 1.0~1.4程度、語数は561語 Lexile: 510Lの本です。
本の内容のご紹介
ある日、Andy少年は図書館に行き、ライオンについての本を借りました。
Andyは、その本を家に戻って夢中になって読みます。夕食の時も、寝る前の時間も。
そして翌朝、学校に行く途中で、ライオンのしっぽらしきものを見かけます…。
近くへ行って見てみると、何と本物のライオンのしっぽだったのです…!
しかし、そのライオンは決してAndyを襲うことはなく、足を見てみると大きな棘が刺さって痛がっていました。
Andyはその棘をペンチで抜いてあげました。
ライオンはとても喜び、そこでAndyとライオンは別れました。
そして時間が経過したある春の日のこと。Andyの町にサーカスがやってきましたが…。
この後の展開は、是非、ご自身でチェックしてみてくださいね!
セピア色で描かれた、懐かしく、今にも動きだしそうな勢いのある絵が魅力的です。
英文もページをまたいで書かれていることが多く、次々にページをめくってしまう工夫がなされています。
少年の夢をえがいたような空想感たっぷりの、古き良きアメリカを感じさせる古典的絵本です。
最後に
この本には、『アンディとらいおん』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬