こんにちは。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます!
今回は、イラストの迫力、描かれた世界観の壮大さに、思わず息をのみ、 圧倒されてしまう絵本をご紹介します。
イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞に2011年に輝いた英語の絵本です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Grahame Baker-Smithさんが文とイラストを手掛けた絵本、『FArTHER』です。2011年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した名作です。
YL 1.8~2.2程度 語数は304語 Lexile: AD620Lです。
本の内容のご紹介
表紙をめくると、壮大で、精巧な美しい絵と写真のコラージュが、圧倒的な存在感で迫ってきます。
この本の主人公のお父さんの回想からお話が始まります。
お父さんは、崖の淵の岩の上にある家に暮らしていました。
お父さんは、日々羽根を裁縫や工具で一心不乱に作り続けていました。
それは、空を飛ぶという夢のため。
強い強い思いが込められた夢でした。
時折、主人公を膝の上にのせて、長い時間壮大な空想にふけったりもしました。
そう、子どものことを忘れてしまうくらい、強い強い思いが込められた夢でした。
でも、実際には、空を飛べることなんて、できませんでした…。
そして、間もなく、お父さんは戦争に召集されてしまいます…。
帰らぬ人となってしまいました。
しかし、たお父さんの夢は、息子(書き手)に確実に受け継がれ、お父さんの造った羽根を調整し始めたのでした…。
父親から、本人、そしてその息子へと、3世代にわたって引き継がれる夢を描く、壮大なお話です。
イラストの美しさは、単なる絵本を超えて、芸術作品として見紛うほどです。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
このブログでは、「ケイト・グリーナウェイ賞って何?」という記事とともに、いくつかのケイト・グリーナウェイ賞受賞作品をご紹介しています。もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!