こんにちは♪
すっかり陽が長くなりましたね♪ 新緑の季節を、いかがお過ごしですか?
今回ご紹介するのは、一風変わったABCブックです。
A~Zまでの26文字を学習できるABCブックは、世界中で数えきれないほど出版されていますが、今回ご紹介するDavid McLimansさんが手がけたABCブック『Gone Wild: An Endangered Animal Alphabet』は、副題が示すように、絶滅危惧種(endangered animal)とともに、アルファベットを学べる本です。
目安のYLは0.4~0.6程度 語数は61語 Lexile: NPです。
この本の構成としては、1ページにアルファベットの大文字1文字が、その文字を含んだ絶滅危惧種の動物をイメージしたデザインをとって描かれています。
たとえば、Aに対しては"Chinese Alligator"(ヨウスコウワニ)、Bに対しては"Madagascar Tree Boa"(マダガスカルツリーボア)のように。この2例を挙げただけでお気づきかもしれまでんが、この本で挙げられている絶滅危惧種は、結構細かい分類で書かれているのです。単なるワニやボアといった括りではないのです。
そんな世界各地の絶滅危惧種が、大文字のアルファベットの一部を形作っている構成になっています。例えば、Aではヨウスコウワニのデザインが組み込まれ、Bにはマダガスカルツリーボアのデザインが組み込まれています。
なので、どちらかといえば、子どもよりも大人が楽しむABCブックですし、アルファベットが学べる本というよりは、絶滅危惧種を学べる本だと思います。
この本のアイデアはすごいですし、その動物を含んだアルファベットのデザインはやはりお見事です♪ 2007年のコールデコットオナー賞にも選ばれた絵本ですので、専門家のお墨付きもあるということですね。
気になった方は、ぜひ、手に取ってみてくださいね♪ 大人が楽しめるABCブックです。
このブログでは、他にも英語の本を紹介した記事があります。それと、コールデコット賞とは何かを説明した記事もあります。また、本書と同じくコールデコットオナー賞を受賞したABCブックの『Jambo Means Hello』や、『Alphabatics』や、『Alphabet City』や、『On Market Street』をご紹介した記事もあります。
もしご関心がありましたら、合わせてチェックしてみてくださいね♪
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬