タドキストによる英語多読ブログ

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Mirandyの一途な気持ちが心地いい、「ケーキウォーク」の文化も学べるコールデコットオナー賞作品『Mirandy and Brother Wind』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、主人公の女の子、Mirandyの一途な気持ちが初々しくて心地いい、文化的な勉強にもつながる絵本をご紹介したいと思います。1989年にコールデコットオナー賞と、コレッタ・スコット・キング賞(イラストレーター部門)を受賞した名作です。

 

 

本について

今回ご紹介するのは、Patricia C. McKissackさんが文を、数々の受賞歴を持つJerry Pinkneyさんがイラストを手掛けた絵本、『Mirandy and Brother Wind』です。1989年にコールデコットオナー賞(その年の絵本の優秀賞)を受賞した絵本です。表紙には、銀メダルが輝いていますね。また、1992年コレッタ・スコット・キング賞(イラストレーター部門)も受賞している凄い本です。

 

YL 3.0~3.5程度、語数は1,391語   Lexile: 690Lの本です。

 

本の内容のご紹介

表紙に描かれた女の子、Mirandyがこの本の主人公です。

Mirandyは、「ケーキウォーク」を明日の夜に控えていました。

このケーキウォークというのは、元々は奴隷によってアメリカにもたらされたところに起源を持つ、ケーキを景品とする優美でオリジナルな歩きぶりを競う競技のことです。

 

初めて参加するケーキウォークで勝ちたいと強く願っていたMirandyは、風を強く吹かせるBrother Windという伝説の精霊を捕まえて、一緒にケーキウォークに参加したいと思っていました

 

そのことを、家族や友人の男の子Ezelに伝えて、Brother Windを捕まえるための方法を教えてもらいますが、なかなか捕まえることはできません…。

 

そして、いよいよケーキウォークの時を迎えますが…。

Mirandyは、Brother Windを捕まえることができたのでしょうか…?

そして、ケーキウォークで優勝することはできたのでしょうか…?

気になれば、是非、ご自身で確かめてみてくださいね!

 

この本は、文を担当したMcKissackさんの祖父母が若い時に参加したケーキウォークの写真に着想を得たことが、まえがきに書かれています。

ケーキウォークという文化を学べる本でもあります。

 

最後に

この本のイラストレーター、Jerry Pinkneyさんは、この本以外でも多くの受賞作品を生み出した偉大な方です。このブログでもPinkneyさんによる本として、以下のものをご紹介したことがあります。ご関心があれば、合わせてどうぞ。

erelc.hatenablog.com

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このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ

erelc.hatenablog.com

 

この本がダブル受賞したコレッタ・スコット・キング賞については、以下の記事でご紹介しています。

erelc.hatenablog.com

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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