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今回は、Roald Dahlが書いた『チャーリーとチョコレート工場』のWilly Wonkaを中心にRoald Dahlの生涯を扱った英語の児童書をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Steve Kortéさんが文を、Jake Murrayさんがイラストを手掛けた英語読本、『What Is the Story of Willy Wonka?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は7,480語 Lexile: 1040L
シリーズ:What Was...の本です。
本の内容のご紹介
イギリスが生んだ児童文学作家のRoald Dahl。
多くの名作を生んだ中でもひときわ輝く名作『Charlie and the Chocolate Factory』。
本書では、この名作の中で、チョコレート工場の支配人であり、チョコレートづくりの天才と称された登場人物Willy Wonkaを中心に、Roald Dahlの生涯や作品についてまとめられています。
本書序盤は、Roald Dahlの幼少時代のエピソードが描かれています。
その中には、意地悪な駄菓子屋のおばんちゃんの店のガムの箱にネズミの死骸を入れるといういたずらや、その後の学校での体罰、その体罰に母親が抗議して転校をすることになったこと、その転校先の学校の近くにチョコレート工場があって、その工場から試食としてチョコレートが送られることがあったこと等が書かれています。
そして、結婚して子どももうけ、子どもたちには創作のお話をして楽しませたことや、その一環としてこの名作『Charlie and the Chocolate Factory』が誕生したことが紹介されています。
この作品は、1964年の刊行されて3年間で60万部を発行したこのあらすじが続いて紹介されています。
天才チョコレートメーカーWilli Wonkaのチョコレート工場を見学できるゴールデンチケットを手にした少年Charlie。チケットを手にした他の子どもたちがいたずらを働いたせいで、次々に見学ツアーから脱落する中、良心にあふれたCharlieが最後まで残り、この工場のオーナーとして引き継ぐことになった、というお話です。
このヒット作は、その後ミュージカルになり、Dahl自身も映画の脚本や後続作品の刊行などで確かな地位と評価を得ていき、後続作『Charlie and the Great Glass Elevator』が1972年にアメリカで公刊されたことが紹介されています。
さらには、『BFG』(1982年)、『The Witches』(1983)、『Matilda』(1988年)というヒット作が続くことも紹介されています。
74歳でその生涯を閉じた後も、作品は世界中の人々に愛され続け、数年前には世界63の言語に翻訳され、3億部の売り上げに達した。
本書最後には、2005年にJohnny Deppを主戦、Tim Burtonを監督にして人気を博した映画をはじめ、ミュージカルでも楽しまれ、1985年と2005年にはビデオゲームにもなったこと、アミューズメントパークのアトラクションにもなったこと等、その後の人気についてもふれられています。
Roald Dahlのファンにも、『Charlie and the Chocolate Factory』のお話が好きな方にも、Willy Wonkaのファンにもお勧めな一冊です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
Roald Dahlの生涯自体をより詳しく知りたい方は、以下のタイトルをどうぞ。
『Charlie and the Chocolate Factory』の原作については、以下からチェックできます!
和訳版『チョコレート工場の秘密』をお探しでしたら、以下からどうぞ!
Johnny Deppを主演にした映画が気になる方は、以下からどうぞ!
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬