こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、宇宙人連れ去り事件について迫った英語児童書をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Kirsten Mayerさんが文を、Tim Foleyさんがイラストを手掛けた英語読本、『What Do We Know About Alien Abduction?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は7,822語 Lexile: 1130L
シリーズ:What Was...の本です。
本の内容のご紹介
1961年9月の夜中。ナイアガラの滝へ向かう途中の新婚のBettyとBarney夫妻。
突然上空に光と円盤型の飛行物が現れた。双眼鏡でBarneyが見ると、飛行物の中には人間ではない姿の生物がこちらを見ていた。
そして、気づいた時には家に着いていた。しかし、その空白の時間の間に何かが起こったのだろうという違和感が残っていた。
この記述から始まる本書は、第1章でまず"alien"についてまとめている。
そこではUFOの目撃情報はアメリカで1800年代後半からなされるようになり、その有名なエピソードとして、1896年カリフォルニアで場所を運転していた人が金属製の乗り物を目撃し、中から現れた生物に乗せられようとしたことが紹介されている。
さらに、最初の未確認生物による連れ去り事件として、1957年のブラジルのVillas Boasによる報告があることがまとめられている。
第2章はイントロで描写されたBettyとBarney夫妻の事件の詳細について。
空白の数時間の後、双眼鏡のひもが壊れていたり、Bettyのドレスのチャックが壊れていたり、Barneyに引っかき傷があったりしていたことや、Bettyはこの事件後に悪夢に魘されたこと、催眠術を受けたこと、この経験を本にして出版したことなどが書かれている。
第3章は、未確認生物に5日間連れ去られた1975年の事件が紹介されている。
夜の作業を終えて車を運転していたTravisとその仲間たちは、空に光を放つ物体を見つけた。車から降りて様子を見に行ったTravisは、その光に導かれるように物体の中に吸い込まれた。警察などからはこの事件はでっち上げと言われたが、Travisはこの経験を本として出版し、映画化もされた。
第4章も、未確認生物との遭遇を経験したと語った人物、Whitley Strieberについて。道の生物と出会い、体内に何かを埋め込まれたと語るWhitleyの経験は、何冊かの本として出版されている。
このように、宇宙人による連れ去りに関するこれまでの様々な報告についてまとめられた後、以降の章では、それら経験に共通することや、地球外生命体をテーマにしたテレビ番組や映画、UFOや未確認生物の証拠を求める取組などが紹介されていて、こちらに興味を持つ方も多いと思います。
未知なる遭遇
ややもすると、"hoax"(ほら)として一蹴されてしまうこのテーマに対して、真面目にまとめた英語読本です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬