こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、地球温暖化について意識と知識を高められる英語児童書をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Nico Medinaさんが文を、David Groffさんがイラストを手掛けた英語読本『What Is Climate Change?』です。
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YL 2.8~3.8程度 語数は8,575語 Lexile: 830L
シリーズ:What Was...の本です。
本の内容のご紹介
今回ご紹介するのは、主にアメリカの子どもたちを対象にした児童書の中で、歴史的な出来事などを紹介するWhat Was...?シリーズからの一冊です。
表紙のホッキョクグマが小さな氷の上に立っていますが、
本書の始まりも、北極圏の氷が形成されるのが遅くなり、
氷上で狩りができないホッキョクグマは以前の姿よりも
痩せてきているという記述から始まっています。
本書はタイトルが示す通り、気候変動、すなわち地球温暖化
について、過去と比べて今明らかに地球温暖化が進んでいる
という事実を示し、その対策として地球レベルで取られている
ことを紹介した英語読本です。
具体的には、
- 1900年から北極の気温は摂氏3度も上昇していること、
- 30年前の北極圏の氷の面積と比べ、2017年の氷の面積は30%も小さくなっていること、
- 1900年代から8インチ、2000年からは2インチ海水レベルが上昇したこと、
- 豪雨などの被害規模も頻度も大きくなってきていること、
- 気温の高い地域は干ばつや飢饉や火事などの被害も多くなってきていること
等々が、データとともに書かれています。
京都議定書やパリ協定など、世界レベルでの取り組みについても
ふれられています。
全体を通して、地球温暖化が非常に深刻であるというトーンで
書かれていて、地球に住む一員として責任と自覚を感じさせる
内容になっています。
欲を言えば個人レベルで取り組めることや、実際に行われている
取り組みの紹介がもっとあればなお良かったと感じますが、
地球温暖化についての理解を深めるための良書だと思います。
以前ご紹介した『What Was the Ice Age?』の内容と関連する箇所もあるため、二冊読むことで、特に温暖化の仕組みに対する理解を深めることができると思います。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本のWhat Was...シリーズの姉妹編のWho Was...シリーズ、Where Is...シリーズとして、以下の本もご紹介したことがありますので、ご関心があれば、合わせてどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬