こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、東西冷戦の象徴だったベルリンの壁について学べる英語読本をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Nico Medinaさんが文を、Stephen Marchesiさんがイラストを手掛けたベルリンの壁をテーマにした英語読本、『What Was the Berlin Wall?』です。
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズの姉妹編のWhat Was...シリーズの一冊です。
YL 2.8~3.8程度 語数は7,906語 Lexile: 910L
シリーズ:What Was...の本です。
本の内容のご紹介
今回ご紹介するのは、主にアメリカの子どもたちを対象にした児童書の中で、歴史的な出来事などを紹介するノンフィクションのWhat Was...?シリーズからの一冊です。
その象徴ともいえる存在が、ベルリン市街を分断していたベルリンの壁。
1961年に東ドイツ政府が国民の西側への流出を防ぐ目的で建築し、1989年に崩壊に至ったこの壁について、比較的平易な英語で学べるのが本書です。
本書で学べる具体的内容として、
- 第二次大戦で敗戦国となったドイツの首都ベルリンは、イギリス・アメリカ・フランス・ソ連の4か国により分割されることが決まったこと。
- やがて、米英仏とソ連が対立を深め、ドイツはソ連側の東ドイツとアメリカ側の西ドイツに分断されたこと。
- 当初は両国間での移動は自由だったこと。
- しかし、情報、移動が制限される東ドイツから、自由と豊かさとアメリカ文化を享受する西ドイツへの人口流出が深刻になり、1961年に壁が建築されたこと。
- 以降、東ドイツからの脱出を試みた人のうち、200名以上が命を落としたこと。
- 脱出者の命を奪った東ドイツの兵士は栄誉を与えられたこと。
- 東西ドイツの越境点(Checkpoint Charlie)で米ソの戦車が近距離で相まみえる緊迫の事態が生じたこと。
- ゴルバチョフがソ連の書記長に就任し、米ソ冷戦の緊張は緩和に向かったこと。
などです。
ベルリンの壁が存在していたのは28年ほど。
そして、ベルリンの壁が崩壊し、平和な世界を喜んだ時から34年ほど経過した現在。
果たして、分断は34年前よりも深まっていないだろうか…?
過去の重要な歴史の一頁を学べる英語読本です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬