タドキストによる英語多読ブログ

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自閉スペクトラム症の少年の学校生活をえがいた、保護者や学校関係者にお薦めしたい、ガイゼル・オナー賞作品『Henry, Like Always』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、自閉スペクトラム症の少年の学校生活を描いた、保護者や学校関係者にお薦めしたい本をご紹介したいと思います。2024年にガイゼル賞(Theodor Seuss Geisel Award)のオナー賞と、シュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)をダブル受賞した絵本です。

 

 

本について

今回ご紹介する絵本は、Jenn Baileyさんが文を、Mika Songさんがイラストを手掛けた絵本、『Henry, Like Alwaysです。

2024年にガイゼル賞(Theodor Seuss Geisel Award)のオナー賞と、シュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)をダブル受賞した絵本です。

 

YL 1.0~1.4程度  語数は1,056語   Lexile: 490Lの本です。

 

本の内容のご紹介

この本の主人公は、小学校に通う、自閉スペクトラム症を持つ少年Henry。

 

Henryは自分のクラス(Classrom Ten: 10組)が好きです。

お友だちのGillyもいて、担任のTanaka先生も親切だし。

それに、一週間の予定が分かるように、大きなカレンダーもあるし。

Henryにとっては、毎週同じスケジュールで動くことが安心なのです。

 

ある月曜日、Tanaka先生はクラスの子どもたちに言います。

今週金曜日にはパレードをするわよ」と。

 

これを聞いたHenryは戸惑います。だって、金曜日はShare TimeやSnackの時間などで予定がすでにびっしり入っているのだから。

HenryはそのことをTanaka先生に質問すると、Share Timeは木曜日に移して、パレードの時間を金曜日に作ることを伝えます。

 

それでもHenryは、金曜日がいつもと違うことを受け入れるのが難しく感じます。

だって、いつもと違うから

 

火曜日の美術の授業、水曜日の音楽の授業はいつも通りだから、Henryにとって違和感ありません。

でも、やっぱり、「Share Timeは金曜日だよなあ」と思って、いつもと違う木曜日と金曜日がイマイチ納得できません。

 

木曜日には、Share Timeがあり、Henryは何だか気分が悪くなってしまいました。

だから、保健室の先生の所に行って休憩することにしました。

 

そして迎えた金曜日。

あることがきっかけになって、Henryにとって「いつも通り」パレードをすることができるようになりました。

そのきっかけとは…??

 

自閉スペクトラム症の子どもが抱える、こだわりの強さ、急な変更への戸惑い、大きな音への拒絶などが描かれています。

「他の多くの子ども」と違うために、生きづらさを抱えているけれども、大人の理解や適切な対応で、みんなが満足した学校生活を送れることも教えてくれる本です。

 

自閉症スペクトラム障のお子さまを持つ保護者や、学校関係者にお薦めの絵本です。

 

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

また、この絵本はガイゼル・オナー賞と、シュナイダー・ファミリー賞をダブル受賞したです。

「ガイゼル賞って何?」とご関心のある方は、是非、以下の記事もチェックしてみてくださいね!英語を読み始めたばかりの方にお薦めの本をたくさん紹介しています。

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シュナイダー・ファミリー賞については、以下の記事をご参照ください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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