こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ブライユ式点字を考案したLouis Brailleを描いた絵本をご紹介させていただきます。
2017年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Jen Bryantさんが文を、Boris Kulikovさんがイラストを手掛けた絵本、『Six Dots: A Story of Young Louis Braille』です。
YL 2.0~2.5程度 語数は1,763語 Lexile: 590Lの本です。
本の内容のご紹介
この本は、ブライユ式点字を考案したLouis Braille (1809 – 1852) さんの、点字発明までの人生を描いた絵本です。
1809年、フランスのCoupvrayの村に、小さな子どもとして誕生したLouis。
その後順調に成長をしていった中、馬具職人の父親の工房で遊んでいる時に、誤って工具で目を突いてしまい、5歳の時に両目とも失明をしてしまう。
光を閉ざされてしまったLouieであったが、家族はさまざまな援助を行い、そのおかげでLouieの行動範囲も広がった。
木の杖を作ったことで一人で歩ける距離が次第に伸びたり、口笛を吹いて壁から返ってくる音を教えることで行く道の障害物を感じることができたり、さまざまな道具を作ったことで指でアルファベットや数を数えられるようになった。
「自分で読み書きがしたい」というLouieの強い願望に、さらに進んだ教育が必要と感じた近所の女性の力添えもあり、パリの王立盲学校への入学を認められた。
Louieが10歳の時だった。
その学校では、現在からすれば不便で厳しい生活を強いられることも多かったが、フランス軍が考案した12点式の暗号と出会い、それを簡素化するために何年もの時間を要しながら、6点式の展示の考案へとつながってゆく…。
全盲というハンデを負いながら、強い意志と、高い勉学への志を持ち、点字の考案という偉業を成し遂げたLouie Brailleから、勇気と行動力をもらえる絵本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、2017年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。「シュナイダー・ファミリー賞って何?」と気になった方は、以下の記事も合わせてどうぞ!
また、このブログでは、シュナイダー・ファミリー賞を受賞した作品として、他にも以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!