こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、うつ病を患う父親との日々を、黄色と青色を巧みに使って描いた絵本をご紹介させていただきます。
2023年のシュナイダー・ファミリー・オナー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Erin Houriganさんが文とイラストを手掛けた絵本、『In the Blue』です。
YL 0.6~1.0程度 語数は302語の本です。
本の内容のご紹介
著者の原体験に基づき、表紙に描かれた少女(=著者)の1人称で書かれています。
お父さんはお空に届くくらい背が高くて、お日様のように明るい人。
朝には、私がいる部屋をお歌で明るくしてくれて、夜にはお星さまに届くようなキスをたくさんしてくれました。
まるで、太陽のような、黄色い光に包まれた人でした。
ところがある日を境に、お父さんは青く暗い空気に包まれてしまいました。
うつ病を患ってしまったのです。
朝の雰囲気はすっかり暗くなってしまい、夜のキスも前ほど遠くに届くようなものではなくなってしまいました。
私はお父さんを元気づけようと、いろいろしますが、裏目に出ることも。
私も悔しくて、腹立たしくて…。でも、暴れても何も変わりません…。
しばらくして、ようやく少し落ち着いたお父さんが病院に行くことができて、だんだんと様子がよくなっていきました。
でも、時々、またあの青い空気に包まれてしまうことも…。
うつ病を患ってしまったお父さんとの日々を、子どもの目線から描き、その雰囲気を黄色と青色で表現した絵本です。
うつ病は、本当に多くの人が患う病気。
きっと、うつ病をご本人が、あるいは家族が経験した方には、心にすっと入ってくる素敵なお話です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、2023年のシュナイダー・ファミリー・オナー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。「シュナイダー・ファミリー賞って何?」と気になった方は、以下の記事も合わせてどうぞ!
また、このブログでは、シュナイダー・ファミリー賞を受賞した作品として、他にも以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ。
このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!