タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

多読と研究

1993年当時のGraded Readersの出版状況や課題などがわかる研究 Thomas & Hill (1993)のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、このブログではGraded Readersとは何かに関する記事を書かせていただきました。また、Graded Readersが英語力に与える可能性に迫ったNation & Deweerdt (2001)による研究も紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com erelc.hatenab…

「多読指導がTOEICに与える影響は?」に迫った事例的研究 Storey, Gibson, & Williamson (2006)のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、以下の記事で、東京の学習塾SEGにおける多読指導の効果について紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回は、今から15年ほども前になる少し古い研究ですが、日本人の大学生を対象にした多読実践がTOEICのスコアに与える影響…

「簡略化されていない英語の本を読むのに、どのくらいの語彙サイズが必要?」に答える、Hirsh & Nation (1992)の論文のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、このブログで、語彙研究の世界的権威でいらっしゃるPaul Nation博士の論文のうち、Waring & Nation (2004)を紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回ご紹介させていただくのは、このWaring & Nation (2004)に先行する論文で…

「Graded Readersは英語力向上に良い教材?」に答えるNation & Deweerdt (2001)の論文

こんにちは♪ 以前このブログで、Graded Readersについてご紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 今回は、このGraded Readersについて、「英語力向上に有効なの?」「英語の教材として優れているの?」といった疑問に答える、Nation & Deweerdt (…

英語多読の「特別レッスン」の効果は? Hafiz & Tudor (1989)の論文から

こんにちは♪ 今回ご紹介させていただくのは、多読研究初期の重要な論文の一つで、これまで600編ほどの論文などに引用されているHafiz & Tudor (1989)です。 論文のデータ 論文の内容のご紹介 論文のデータ Hafiz & Tudor (1989)の論文のデータは以下のものに…

多読によって語彙力はどのように向上する? Waring & Nation (2004)のレビュー論文のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、英語を読んで何度くらいその語に遭遇すれば習得できるかについて、過去の研究をまとめたUchihara, Webb, & Yanagisawa (2019)の論文をご紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 語彙を単語帳などを使って意識的に勉強することと…

多読を中心とした授業とリーディングスキルを中心とした授業、どちらが効果的? Robb & Susser (1989)の論文から

こんにちは♪ 以前、多読研究の草創期の記念碑的な論文として、Susser & Robb(1990)をご紹介させていただきました。今回は、同じ著者によってに1989年に発表された論文についてご紹介させていただきます。 erelc.hatenablog.com 論文のデータ 論文の内容の…

多読と精読、どちらが読解速度や読解力が向上する? Bell(2001)のイエメン人を対象にした論文から

こんにちは♪ 多読をする目的には、大きく二つあるように思います。 一つは、自分の楽しみのためにするもの。もう一つは、英語力を向上させたいと思ってするもの。ほとんどの方は、どちらか一方というわけではなく、両方の気持ちを併せ持ちつつ、どちらかの気…

日本人の高校生を対象に実践した初期の多読の効果研究 Tanaka & Stapleton (2007)の論文のご紹介♪

こんにちは♪ このブログでは、これまで多読の効果に関する研究論文についてもいくつかご紹介させていただきました。研究論文を見渡すと、全体的には大学生を対象に多読指導を行った研究を扱っているものが多い印象があります。 はじめに 論文の内容のご紹介 …

「多読(extensive reading)とはどんな読み方?」に答えるWaring & McLean (2015)の論文

こんにちは♪ 明日から5月も3週目に入りますね。明日からまた仕事再開という方も多くいらっしゃるかと思います。毎日の生活の中で何か楽しいことや、嬉しいことや、自分の成長につながることを探して、過ごしていきたいですね♪ 今回は、また硬めの内容で、 20…

多読研究の草創期の記念碑的論文 Susser & Robb (1990)のご紹介♪

こんにちは♪ 今回ご紹介させていただくのは、Susser & Robb (1990)の論文です。発表されてから30年以上経った現在、250編以上の論文などで引用されている有名な論文です。 論文のデータ 論文の内容のご紹介 最後に 論文のデータ Susser, B., & Robb, T. N. (…

コロナ禍以前のインターネットを使った多読実践報告 Dao(2014)の論文から

こんにちは♪ 多読を飽きずに継続するためには、多読図書の蔵書が豊富にあることが好ましいことはよく指摘されていますよね。その意味でも、最近は、愛知県を中心に公共図書館に多読図書が揃ってきたのは、とっても嬉しい限りです♪ このブログでは、地域に根…

授業外で多読に向かわせるための考えるヒントをいただける Takahashi & Umino (2020)の論文のご紹介♪

こんにちは♪ 以前、以下の記事で、豊田高専における多読の取り組みについてご紹介させていただきました。そして、TOEICのスコア向上という点で高い成果を上げている背景には、長期間多読を継続している点があることをご紹介させていただきました。 erelc.hat…

多読に加え、コーパスデータを使った指導効果は? Hadley & Charles (2017)の論文から

こんにちは♪ 以前、多読に加えてエクササイズを組み込んだ指導の効果を研究した論文についてご紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 論文のデータ 論文の内容のご紹介 最後に 論文のデータ 今回、多読の効果に関連した論文でご紹介させていただ…

語彙習得により有効なのは?「多読オンリー」または「多読+エクササイズ」? Teng (2015)の論文から

こんにちは♪ 以前、多読を通して繰り返し英語に触れることによって、語彙を身につけることができるかに関して、Uchihara, Webb, & Yanagisawa (2019)の論文を紹介させていただいたことがありました。 erelc.hatenablog.com はじめに 論文の内容のご紹介 最後…

語彙力にはどんな側面があるの? Meara (1996)の論文から

こんにちは♪ 前回の記事では、多読を通して繰り返し英語に触れることによって、語彙を身につけることができるかに関して、Uchihara, Webb, & Yanagisawa (2019)の論文を紹介させていただきました。 erelc.hatenablog.com 1.はじめに 2.論文の内容のご紹…

多読で語彙を習得するには? Uchihara, Webb, & Yanagisawa (2019)の論文から

こんにちは♪ はじめに 論文の内容のご紹介 最後に はじめに 今日は少し硬い内容ですが、論文の概要をご紹介したいと思います。今回ご紹介させていただくのは、以下の論文です。 Uchihara, T., Webb, S., & Yanagisawa, A. (2019). How useful is repeated ex…

多読の効果研究論文のデータベース

こんにちは♪ 今回は、ちょっと固めですが、「多読の効果ってあるの?」と感じる方へ。 そして、効果を科学的に知りたい、学びたいと感じる、学究肌の方へ。 有益なサイト情報を共有をしたいと思います♪ 科学的な効果研究を知るためには、やっぱり、学術論文…

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