こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、「視点がお見事!」と思わず膝を打ってしまうようなユニークな絵本です。2017年のコールデコットオナー賞に輝いた名作です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、アメリカの作家、イラストレーターのBrendan Wenzelさんが文とイラストを手掛けた絵本『They All Saw A Cat』です。
表紙に銀色のメダルが輝いているように、2017年にコールデコットオナー賞に輝いた名作です。
YL 0.4~0.6程度 語数は196語 Lexile: AD310Lの本です。
絵本の内容のご紹介
この本の主人公は、表紙にも描かれている一匹の茶色の猫。
この猫が歩いていくと、いろいろな生き物に出会います。
人間だったり、犬だったり、キツネだったり、ネズミだったり、蜜蜂だったり、鳥だったり、ヘビだったり…。
同じ猫なのですが、それぞれの生き物の視点によって、違った姿として映し出される猫が、巧みに描き出されています。
例えば、
キツネから見れば丸くてどんくさそうな猫に見えるし、
ネズミから見れば凶暴な猛獣のように見えるし、
蜜蜂から見れば複眼で映し出される姿として見えるし、
ヘビから見れば体温が高い箇所が赤く見える。
そんな風に、様々な生物の目から映る猫の様々な姿が、巧みに、ユーモラスに描かれています。
まさに、視点がお見事!な絵本で、読むうちに頭が柔らかくなるような絵本です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『ねこってこんなふう?』のタイトルで和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬