こんにちは♪
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、この作品で3回目のコールデコットオナー賞の受賞作となった偉大な絵本作家、Uri Shulevitzさんの自伝的な絵本をご紹介させていただきます。2009年にコールデコットオナー賞を受賞した絵本です。
本の情報
Uri Shulevitzさんは、ポーランドで1935年に生まれ、戦火を免れるため、フランスやイスラエルでの生活を経て、後にアメリカに移り住んだ、世界的にも著名な作家であり、イラストレーターです。
今回ご紹介するのは、2009年のコールデコットオナー賞『How I Learned Geography』です。
YL 1.6~2.0程度 語数 829語 Lexile: AD660Lの絵本です。
本の内容のご紹介
戦争を逃れるため、生まれ故郷を離れ、家族で遠く東の地まで来たぼく。
おもちゃも本もなく、その日の食料にありつくのがやっとでした。
ある日、お父さんはパンを買うためにバザーに出かけました。
夜遅くになってようやく帰ってきたお父さんが手にしていたのは、パンではなく、一枚の大きな地図。
なけなしのお金で買う少量のパンよりも、地図を選んだとのことでしたが、ぼくはこの決断を許すことができませんでした。
その翌日、お父さんは大きな地図を壁一面に貼り付けます。
色と活気のない部屋に、地図の色がまぶしく映えました。
以来、ぼくはこの地図に魅せられることになります。
地図を描き、たくさん空想し、世界のさまざまな場所へ行くことに思いを馳せます…。
その後の偉大なイラストレーターとなった著者の幼少時代の自伝的絵本です。
この本の最後には、著者が10歳の時に実際に描いた地図なども付されています。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『おとうさんのちず』のタイトルで和訳版も出版されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
この本の著者のUri Shulevitzさんは、この本以外でもコールデコット賞を受賞しています。他の本の紹介も以下の記事にありますので、よろしければ合わせてチェックしてみてくださいね!
また、この絵本は、コールデコット賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬