こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、小さな親切がリレーして伝播する様を、イラストだけで絵本をご紹介させていただきます。2022年のキーツ賞(イラストレーター部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、スロベニアに在住されているMarta Bartoljさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Every Little Kindness』です。2022年のキーツ賞(イラストレーター部門)を受賞した名作です。
YL 0.0程度 語数はタイトルの3語のみの本です。
本の内容のご紹介
表紙に描かれているメガネをかけた女性から始まるお話になっています。
可愛がっていた飼い犬が迷子になってしまい悲しみに暮れる女性は、
ポスターを町に貼ります。
そしてバッグからリンゴを食べようと取り出した時でした。
ギターを弾いている少年がいて、女性はリンゴをその少年にあげることにしました。
その行為を見た男性は、町中で捨てられていた空き缶を拾って
ゴミ箱に捨ててあげます。
その行為を見た小さな男の子は、風船が飛んで行ってしまった女の子に
新しい風船を買って渡してあげます。
その行為を見た公園のベンチに腰かけていた男性は、鍵を落として気づいて
いない女性を追いかけて鍵を渡してあげます。
その行為を見た女の子は…。
このように、小さな親切な行為がリレーして伝播していく様子を、赤色を
効果的に使ったイラストのみで見事に表現しています。
文字がなくてもストーリーがここまで伝わるのは、高いイラスト力があってこそ。
さすが、キーツ・オナー賞(イラストレーター部門)受賞作品ですね。
もし気になれば、この続きは是非、ご自身でお楽しみください!
最後に
この本は、キーツ・オナー賞を受賞した作品です。「キーツ賞って何?」と思った方は、以下の記事も参照してみてください!
キーツ・オナー賞を受賞した作品としては、以下のような本があります。
また、文字のない絵本としては、他にも以下の絵本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば、どうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!