こんにちは♪
お立ち寄りいただき、ありがとうございます!
今回は、多くの人に届いてほしい、日本人作家によるコールデコットオナー賞受賞作をご紹介させていただきます。
本について
今回は、1956年にコールデコットオナー賞を受賞した『Crow Boy』をご紹介させていただきます。作者・イラストレーターのTaro Yashimaさんは、鹿児島県の肝属郡小根占村のご出身の日本人。日本の軍国主義に反対を続けた、反戦主義者でいらっしゃったことでも有名な方です。
この本は、Yashimaさんの小学校時代を描いた自伝的な本です。
じっくりと噛みしめて読みたい、深く、心にしみる名作です。
YL 1.8~2.2程度 語数 811語 Lexile: AD660Lの絵本です。
本の内容のご紹介
小学校の初日、校舎の下に隠れていたのが、この本の主人公の少年。その小さな体からChibiと名づけられ、他の子どもたちと交わることができず、次第にいじめの対象になっていきました…。
そんな中でも、自分なりにいじめをやり過ごす方法を見つけながら、学校には休まず、小学校の5年間を登校し続けました。
しかし、6年生になった時、この学校にMr Isobeという新しい先生がやってきて、少年に転機が訪れます…。この先生は、少年の良さに気づき、境遇を理解し、話しかけてくれた初めての人でした。そして、先生は少年に、学芸会であることをするように伝えますが…。
果たして、先生は何を伝えたのでしょうか…?
そして、この後に起こったこととは…?
少年の芯の強さや、先生の温かさに、読んでいて心がしびれます。
多くの人の手に届けばいいなあと感じる名作です。
最後に
この本には、翻訳版として、『からすたろう』の邦題でも刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
日本を舞台にして、コールデコットオナー賞を受賞した作品としては、Allen Sayさんによる『The Boy of the Three-Year Nap』があり、過去に記事にしています。もしご関心がありましたら、合わせてチェックしてみてくださいね♪
他にも、英語の本を紹介した記事があります。
今回は、1956年にコールデコットオナー賞を受賞した『Crow Boy』のご紹介でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬