こんにちは♪
明日からゴールデンウィークという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ゴールデンウィークなんて関係ないという方もおられると思いますが、毎日を笑顔で過ごしていきたいですね♪
本について
さて、今回ご紹介するのは、日本でお馴染みの民話で『三年寝太郎』で知られているお話を、Dianne Synderさんが書き、横浜生まれのイラストレーターのAllen Sayさんがイラストを手掛けた絵本、『The Boy of the Three-Year Nap』です。
1989年のコールデコットオナー賞に輝いた作品でもあります。
YL 2.0~2.5程度 語数 1,673語 Lexile: AD610Lです。
本の内容のご紹介
鵜飼で有名な長良川のほど近く、女手一つで一人息子を育てる家族がいました。
女性は着物を作って生計を立てているものの、決して豊かな生活ではなく、あちこち修復が必要な家に暮らしていました。
ただ、問題はこの家のドラ息子の太郎。寝ることと食べることしかしない太郎は、周りからは"The boy of the three-year nap"(三年寝太郎)と揶揄されていました。
そんなある日、太郎の家のそばに、豪農の一家が引っ越してきました。大きな家を持ち、豊かに暮らすこの家の庭にしばしば潜り込んでは、太郎の中に羨ましい気持ちが募っていきました。
そして、母親から働くようにせっつかれることが多くなった太郎は、ある計画を立てます。母親に、黒の着物と帽子を作るようにお願いしましたが…。
果たして、その計画とは…?
続きが気になる方、また結論は知っているけれど、英語で読みたい方は、ぜひぜひ、ご自身でチェックしてみてくださいね!
最後はあっと言わせる展開と、Sayさんの繊細なタッチのイラストが素晴らしい作品です。Sayさんは、後に『Grandfather's Journey』でコールデコット賞にも輝いた素晴らしいイラストレーターです。
最後に
この作品を日本語に訳した、いわば逆輸入の作品として、以下の『さんねんねたろう』があります。
この本の和訳ではなく、このお話は、他にも、日本で多く刊行されています。たとえば、以下は大川悦生さんによる作品です。
こちらが気になれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪
このブログでは、英語の絵本や多読図書の紹介もしています。Allen Sayさんの作品も多くご紹介しています。過去の記事として、以下のようなものもありますので、もしご関心があれば、あわせてチェックしてみてくださいね!
Allen Sayさんの生涯や、まとめ記事は、以下からアクセスできます。
また、日本を舞台にしたコールデコットオナー賞受賞作品としては、『Crow Boy』があります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬