こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、家庭でのお母さんの負担を、風刺をきかせながらユーモラスに描いた絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、いつも読者の心を明るく楽しませてくれる、ケイト・グリーナウェイ賞など、多くの受賞歴があり、日本でもファンの多いAnthony Browneさんが手掛けた、『Piggybook』です。
YL 0.6~1.0程度 語数は397語 Lexile: AD450Lの本です。
本の内容のご紹介
表紙には大きな夫と、2人の男の子をおんぶして抱える母の姿が描かれたこの絵本のテーマは、家族のあるべき姿。
このテーマに対して、風刺をきかせて、ユーモラスに描いています。
いいものを着て、いい家に住み、ご満悦な夫と男の子2人。
でも、その陰では、母が料理をして、掃除をして、ベッドメークをして、アイロンをかけて、洗い物をして、洗濯をしているのです…。
そういった母の姿や努力は全く意に介さない夫と男の子。
母側から見たこの過酷な状況が、イラストの中で、表情が読み取れない顔として描かれています。
でもある日、夫と子どもが家に帰ると、そこには母の姿がありませんでした…。
そして、一枚の手紙が残されていて、そこには、
"You are pigs."
と書かれていました…。
果たして、その意味するところは…?
さすがはAnthony Browneさん。
絵にはメッセージ性とユーモアがあって、大人でも読みごたえがあります。
もちろん、子どもへの読み聞かせにも好適です。
気になれば是非チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『おんぶはこりごり』の邦題で和訳版も刊行されています。
このブログでは、Anthony Browneさんの絵本をいくつか紹介したことがありますので、以下でご紹介させていただきます。まとめ記事もあります。Anthony Browneさんが好きな方は、全部揃えたくなりますよね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬