こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、4人の視点から織りなす1つのストーリーを描いた、Anthony Browneさんによる絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、いつも読者の心を明るく楽しませてくれる、ケイト・グリーナウェイ賞など、多くの受賞歴があり、日本でもファンの多いAnthony Browneさんが手掛けた、『Voices in the Park』です。
YL 1.0~1.4程度 語数は533語 Lexile: 560Lの本です。
本の内容のご紹介
2組の親子が同じ日、同じ時間に公園で出会います。
日常よくあるこの光景を、登場人物4人それぞれの視点から描き、
1つのストーリーを重厚に織りなす構成をとった絵本です。
一人目の視点は、身なりの綺麗な息子Charlesと、血統書付きの
ラブラドールのVictoriaを連れて公園へ散歩に出かけた傲慢な夫人。
二人目の視点は、娘のSmudgeと飼い犬のAlbertを連れて公園へ散歩
に出かけた、仕事がなく家を出なければならない状況にある男性。
三人目の視点は、一人目の傲慢な夫人の息子で、大きな家に暮らして
いたけれど、満たされない気持ちを抱えていたCharles。
四人目の視点は、二人目の失意にくれる男性の娘で、元気いっぱいのSmudge。
4人それぞれの視点から読むことで、<一つの出来事>が、視点によって
こうも違って映っているのかと感じさせてくれます。
読み進めていくうちに、多くの視点が重ねられ、一つの出来事を
より重厚に、多角的に読むことができます。
さすがはAnthony Browneさんと思わせてくれるこの絵本、
気になれば是非チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、日本語和訳版として『こうえんで…4つのお話』の邦題で刊行されています。合わせてご紹介させていただきます。
また、このブログでは、Anthony Browneさんの絵本をいくつか紹介したことがありますので、以下でご紹介させていただきます。まとま記事もありますので、合わせてどうぞ!Anthony Browneさんが好きな方は、全部揃えたくなりますよね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬