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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、複視の障害を抱えながらも、居場所を見つけ力強く生きる女の子を描いた、爽やかな読了感を得られる絵本をご紹介させていただきます。
2011年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、George Ella Lyonさんが文を、Lynne Avrilさんがイラストを手掛けた絵本、『The Pirate of Kindergarten』です。
YL 1.0~1.4程度 語数は685語 Lexile: AD500Lの本です。
本の内容のご紹介
この本の主人公は、表紙に描かれているGinnyという幼稚園に通う、本や読書が好きな女の子。
Ginnyの目を通して映し出される世界は、物が2つ見える世界。
もちろん本物は1つで、Ginnyには2つの物が見える複視(double visionnn)という視覚障害をがあったのです。
だから、物によく当たってしまったり、倒してしまったりしてしまうし、そんなGinnyの姿を笑うお友達もいました。
本の文字も読みにくく、本に顔を近づけたり、片方の目をつむったりして何とか読める感じでした。
でも、Ginnyにとってはそれが普通だと思っていました。
幼稚園で視覚検査をするまでは。
視覚検査の日、見えたものをそのまま伝えると、看護師は複視であることを伝えます…。それを聞いて涙してしまうGinny…。
でも、この後、再検査で訪れた眼科でGinnyは…。
Ginnyを理解し、優しく包み込む先生が陽だまりのように温かく、心地いい本です。
そして、複視であることを知った後も、自分の居場所を見つけて強く生きる姿に勇気をもらえます。
多くの人に届けばいいなと思える本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、2011年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。「シュナイダー・ファミリー賞って何?」と気になった方は、以下の記事も合わせてどうぞ!
また、このブログでは、シュナイダー・ファミリー賞を受賞した作品として、他にも以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ。
このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!