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今回は、困難な生活と大怪我を乗り越え、偉大なジャズ奏者となったDjango Reinhardtさんを描いた絵本をご紹介させていただきます。
2010年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Bonnie Christensenさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Django: The World's Greatest Jazz Guitarist』です。
YL 1.4~1.6程度 語数は903語 Lexile:700Lの本です。
本の内容のご紹介
ロマの旅芸人の一座にいる両親の下、ベルギーに滞在中に生を受けたDjango。
移動しながら生活をし、学校にも行けない人が多く、生活は厳しい中ではあったが、音楽が常に溢れ、Djangoが音楽と親しむのは自然な流れだった。
Djangoの才能は幼くしてすぐに開花し、パリに滞在中には少年ながらダンスホールで演奏を始め、"Gypsy Genius"(ジプシーの天才)などとして知られるようになった。
1928年。Djangoがまだ10代の時に、ジャズバンドから加入のオファーが届いた。
しかし同年、大きな事故がDjangoを襲った。
Djangoが就寝しようとした時、誤ってロウソクを倒してしまい、乗っていたキャラバンが大きな炎に包まれてしまった。
Djangoは、この火事によって大やけどを負い、彼の右足は麻痺し、指は思うように動かなくなってしまった…。
医師からは音楽の演奏を諦めるように言われたが、Djangoは諦めず、リハビリを必死に行ってゆくのだった…。そして…。
ロマとして厳しい生活や特に差別を受けながら、そして、大やけどを負いながらも、ジャズ奏者として諦めない姿が、静かで美しい英文に乗せられて、力強く浮かび上がってくる本です。
是非、Django Reinhardtさんの音楽を聴きながら、読んでみてはいかがでしょうか?
最後に
この本は、2010年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。「シュナイダー・ファミリー賞って何?」と気になった方は、以下の記事も合わせてどうぞ!
また、このブログでは、シュナイダー・ファミリー賞を受賞した作品として、他にも以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ。
このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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