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今回は、視覚障害を抱えながら超一流のピアニストとして活躍されたArt Tatumさんの少年時代を描いた絵本をご紹介させていただきます。
2009年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Bonnie Christensenさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Piano Starts Here: The Young Art Tatum』です。
YL 2.6~3.0程度 語数は1,841語 Lexile:AD750Lの本です。
本の内容のご紹介
Art Tatum(1909―1956)は、視覚障害を抱えながら超一流のジャズ・ピアニストとして活躍されたアメリカ人。その少年時代を中心に、一人称で語られた本です。
オハイオ州のトレドで生まれ、リビングにピアノのある家で生まれたTatum。
生まれつき片目は全盲で、もう片方もわずかな視力しかなかった。
手術をしても状況はあまり改善されず、視力は年を重ねるごとに悪化していった。
しかし、いや、だからこそかもしれないが、Tatumの心をつかんだのは、ピアノだった。視力の問題を抱えながらも、ピアノへの情熱は衰えることは全くなかった。
その才能はすぐに開花し、10歳の時には教会でピアノを演奏する依頼を受けた。
そしてその教会での演奏を耳にした人から、次々と別のピアノ演奏の依頼が舞い込んだ。
舌を巻くピアノ技術のため、ひとたびTatumがピアノを弾き始めると、周りの人は耳を傾け、Tatumの存在は次第に広く知られるようになった。
16歳でプロとしての地位を確立したTatumが、請われてアメリカ全土を旅する日は間もなく訪れるのだった…。
障害を抱えながらも、その努力と才能で多くの人に喜びと希望を与えたArt Tatum。
是非、Art Tatumさんの音楽を聴きながら、読んでみてはいかがでしょうか?
最後に
この本は、2009年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。「シュナイダー・ファミリー賞って何?」と気になった方は、以下の記事も合わせてどうぞ!
また、このブログでは、シュナイダー・ファミリー賞を受賞した作品として、他にも以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ。
このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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