こんにちは。
今回は、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞をじめ、数々の賞 に輝いたご経歴をお持ちの児童文学作家、John Burninghamさんによる、子どもの世界観がたくさんつまった素敵な絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、数多くの名作を世に残されて2019年に亡くなられた、日本でもファンの多い、イギリス人児童作家・イラストレーターのJohn Burninghamさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Cloudland』です。
YL 1.4~1.6程度 語数は695語です。
本の内容のご紹介
家族で山登りに向かったお父さん、お母さん、子ども(Albert)の3人。
とっても高い山まで登って、雲が下に見える景色を楽しんだ後、
だんだんと暗くなってきたので、急いで山を下ることにします。
下山途中、大きな事故が起こってしまいます。
Albertが足を滑らせて崖から落ちてしまったのです…。
山から落ちているAlbertを、危機一髪助けてくれたのは、雲に住む子どもたちでした。
雲の子どもたちが魔法の言葉を言うと、Albertの身体は軽くなり、雲の子どもたちが落ちているAlbertをキャッチしてくれたのでした。
疲れていたAlbertは、雲の上で眠り、目覚めると、雲の子どもたちが朝食を作ってくれました。そして、その後は、子どもたちと雲から飛び降りるゲームなどを楽しみます。
さらに、雷の音を作ったり、虹のそばでお絵描きをしたり、雲に乗って競走したり…。
雲の子どもたちとすごく楽しんだAlbertでしたが、家も恋しくなってきました…。
そして、この後…。
最後は、じわっと心に響きます。
子どもの空想、世界観をそのまま描いたような素敵な絵本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この作品には、『くものこどもたち』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
このブログでは、この本以外でもJohn Burninghamさんの絵本を紹介した記事もありますので、もしご関心があれば合わせてチェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!