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今回は、イギリスに伝わる民話で、日本でも『ウィッティントンと猫』などの邦題で知られるお話を、絵本界のレジェンド、Marcia Brownさんがリノリウムを使って描いた作品をご紹介させていただきます。1951年にコールデコットオナー賞を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、3度のコールデコット賞授賞、6度のコールデコットオナー賞授賞という輝かしい業績を持つ、アメリカ絵本作家のレジェンドでいらっしゃるMarcia Brownさんが描いた、『Dick Whittington and His Cat』です。
1951年のコールデコットオナー賞を受賞した古典的作品です。
YL 2.5~3.4程度 語数は2,070語 Lexile: AD860Lの本です。
本の内容のご紹介
ディック・ウィッティントンは両親を幼くして亡くした無一文の孤児であった。
同じ村の住人も貧しく、なけなしの食料を分け与えてもらって暮らす日々を送っていた。
そんなある日、街路が黄金で舗装されているという噂のロンドンに向かう。
しかし着いた先は、聞き及んでいた理想郷とはほど遠く、ディックは寒さと飢えのため道端で衰弱しかかってしまう。
そんな中、豪商フィッツウォーレンに救われ、住み込みの下働きを始める。
意地悪な料理人にこき使われ、あてがわれた屋根裏には多くのネズミが住み眠りを妨げられる日々を送る。
しかしある日、靴磨きで得た1ぺ二ーを元手に猫を一匹もらう。
ネズミを捕まえるのを得意とするこの猫により、ディックは眠れる夜を迎えられるようになった。
ある日、フィッツウォーレンの貿易船が海外に出るため、貿易品を用意するように言われたディックは、猫を泣く泣く差し出す。
すると、この後…。
有名な民話で、多くの絵本が出ているお話ですが、英語で読むならば、このMarcia Brownさんの絵本は、お薦めです。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『ディック・ウイッティントンとねこ―イギリスの昔話』の邦題で和訳版も出ていますので、合わせてご紹介させていただきます。
Marcia Brownさんの作品としては、以下の作品をご紹介したことがあります。ご関心があれば、合わせてどうぞ。
この絵本は、コールデコット・オナー賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬