こんにちは。
7月に入り、じめじめとした暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回ご紹介するのは、親戚が訪れた時の賑やかさと高揚感、そして去った時の静けさを、元気いっぱいに描いた絵本です。
本について
今回ご紹介するのは、Cynthia Rylantさんが文を、Stephen Gammellさんがイラストを手掛けた『The Relatives Came』です。Cynthia Rylantさんといえば、「Henry and Mudge」シリーズや、「Mr. Putter and Tabby」シリーズも手掛けた、日本でもファンの多い児童作家です。1986年のコールデコットオナー賞受賞作品です。
YL 1.0~1.4程度で語数は523語 Lexile: AD940Lの本です。
本の内容のご紹介
夏になり、ブドウが色づき始める頃になりました。毎年この時期は、親戚たちが虹色のステーションワゴンでヴァージニアからやってくる時期でもあります。
親戚たちは、朝4時に家を出て、ワゴンにたくさんの荷物を乗っけて、たくさんの人が乗り込み、山を越え、谷を越え、元気に勢いよく、こちらに向かってきます。
そして、ついに、到着! 親戚を乗せたワゴンはブレーキのききが悪いのか、フェンスにぶつかって止まり、小さなワゴンの中からは、こんなに乗っていたのかと思うほどの人が降りてきて、再会を祝うハグがあちこちで始まりました!
満面の笑みを浮かべながらのハグは、ひっきりなしに続き、少し落ち着いたところで、賑やかに食事をして、大いに語らいます。そして、みんなで雑魚寝をして…。
こんな賑やかな休日が数週間続き、とうとう帰る時間がやってきましたが…。
親戚が訪れた時の高揚感や賑やかさが、イラストを通して、生き生きと伝わってくる、元気いっぱいの明るい絵本です。そして、親戚が帰った後の、静けさも対比的によく描かれています。
もし気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
最後に
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただきました。もしご関心があれば、合わせててチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬