タドキストによる英語多読ブログ

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ロンドン近郊の町を舞台にした短編4つを収録 OBWシリーズStage 2から『Stories from the Five Towns』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、ロンドン近郊の町を舞台にした短編4つを簡略化して収録した、Oxford Bookworms Library (OBW)シリーズからの作品をご紹介させていただきます。

 

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、Arnold Bennettさんの作品をNick Bullardさんが700語レベルの英語に簡略化(リトールド)したGraded Reader(段階別図書)、『Stories from The Five Towns』です。

 

YL 2.6~2.8程度 語数は5,540語 Lexile: 530L

シリーズ:Oxford Bookworms LibraryのStage 2(OBW2)【700語レベル】です。

 

本の内容のご紹介

イギリスの小説家Arnold Bennettさんの短編4つを、700語レベルの英語でリトールド(簡易化)したものです。

 

タイトルにある"Five Towns"とは、Bursley, Hanbridge, Knype, Longshaw, Turnhillのことであり、いずれもロンドン近郊の小さな窯業が盛んな町である。

 

本書では、これらの町を舞台にした話が収録されている。

いずれも、自然主義的と評されるBennettの作風らしく、派手な物語展開というよりは、市井の平凡な生活がえがかれている。

 

本書に収録されているのは、

  • "News of the Engagement"(6ページ分)、
  • "The Burglary"(8ページ分)、
  • "Beginning of the New Year(8ページ分)、
  • "The Silent Brothers(16ページ分)

である。

 

それぞれの話の内容としては、

  • ある女性との結婚が決まり、実家で夫を亡くし一人で暮らす母になかなかそのことを伝えられない男性を主人公にした話、
  • 著名な画家に描いてもらった肖像画が気に入らず、強盗に盗んでもらう計画を立てた地元の名士を主人公にした話、
  • 24年前に妻の家から去った男性が再び妻の元を訪れる話
  • 10年前の結婚をめぐるけんか以降、互いに全く口をきかなくなった兄弟をめぐる話

である。

 

いずれも、大きな展開や起伏があるストーリーというわけではなく、素朴に書かれた印象をうけるお話です。


短編なので区切って読めること、そしてOBWのStage 2の中では語数も少ない方なので、このレベルへの橋渡し的にも重宝する本だと思います。

 

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

このオリジナル作品の和訳版は、『アーノルド・ベネットと五つの町』の邦題で刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。

 

このブログでは、OBWシリーズの図書を他にも紹介していますで、気になれば以下のリンクから飛んでみて下さいね!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

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