タドキストによる英語多読ブログ

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噛みしめて読み、負の歴史として認識を共有したい実話の簡略版 OBWシリーズから『Twelve Years a Slave』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、噛みしめて読み、負の歴史として認識を共有したい実話の簡略版をご紹介させていただきます。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、Solomon Northupさんが書いた作品を、Clare Westさんが700語レベルの英語に簡略化したGraded Reader(段階別図書)、『Twelve Years a Slave』です。

 

YL 2.6~2.8程度 語数は9,252語

シリーズ:Oxford Bookworms LibraryのStage 2(OBW2)【700語レベル】です。

 

本の内容のご紹介

Solomon Northupの1人称で書かれた、アメリカの黒人奴隷を背景にした実話物語の簡略版英語読本です。

 

黒人奴隷制度が違法であったニューヨーク州Saratogaで生まれたNorthupは、妻と、子ども、友人にも恵まれ、幸せな生活を送っていました。


そんな生活を一変させたのが1841年のある日のこと。

妻は子どもを連れて仕事に出かけ、Northupは仕事を探しに町を歩いていた時のこと。

道端で2人の白人男性から話しかけられます。何でも、ワシントンでサーカスをこれから行うが、そのサーカスでバイオリンを弾いてもらえないかという依頼でした。


元々、バイオリンで少々のお金を得ていたNorthupは、20ドルという望外の報奨金を聞き、数日間の出稼ぎのつもりで、この2人の男についていくことにします。

 

ところが、奴隷制度が合法であったワシントン州に入って、2人の男たちと食事を済ませた後、Northupは急に気分が悪くなり倒れ込んでしまいました。


そして、気づくと手かせと足枷をつけられ、目の前には奴隷トレーダーが不敵な笑みを浮かべて立っていたのでした…。

 

すべて仕組まれた話だったと理解した時はもう遅く、奴隷船に乗せられて、奴隷市場に連れていかれることに。そこでは、NorthupはPlattという名前をつけられ、無慈悲な鞭打ちが行われ、母と子どもが離れ離れに売りとばされる悲惨な場でした。

 

Northupは、良心的な白人のFordの下で働くことになります。

しかし、その後資金に行き詰ったFordはTibeatsにNorthupを売ることになります。

そして、ここからが地獄の始まりでした。残酷で冷酷なTibeatsの下で、Northupは死の
危機に何度も直面させられるのでした…。

 

本書の中でも書かれているように、すべてが実際に起こったことです。

私たちは、こういった負の歴史をしっかりと理解し、反省した上で、より良い社会を
築いていかなければならないと思います。

原書を、多読用として簡略化した本書の意義も大きいと思います。

噛みしめて、じっくりと読みたい本です。

 

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

この本の原本に挑戦したい方は、以下の『Twelve Years a Slave』をどうぞ!

 

このブログでは、OBWシリーズの図書を他にも紹介していますで、気になれば以下のリンクから飛んでみて下さいね!

【OBWシリーズまとめ記事】

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

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