こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、月の明かりで寝る前の夜のひと時を楽しむ子どもたちの姿を、美しく、生き生きと描いた英語絵本をご紹介させていただきます。1960年にコールデコットオナー賞を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、『A Tree Is Nice』でコールデコット賞を受賞したJanice May Udryさんが文を、『Where The Wild Things Are』などの作品で有名なMaurice Sendakさんがイラストを手掛けた絵本、『The Moon Jumpers』です。
絵本が好きな方ならば、UdryとSendakというコンビですでにわくわくしてきますよね!
1960年のコールデコットオナー賞を受賞した古典的作品です。
YL 0.6~1.0程度 語数は338語の本です。
本の内容のご紹介
子どもたちの1人称、"we"で語られる絵本です。
太陽が沈み、月が夜を灯す時間になりました。
向日葵は明日の太陽を夢見て眠りにつき、松の木にいたフクロウは目覚めます。
お父さんとお母さんのいる部屋は明かりで照らされ、子どもたちは月が明るく照らす外に元気に飛び出します。
子どもたちは木に登り、歌を歌い、詩を作り、宙返りをして、お化けのお話をします。
飛んで、跳ねて、高く、高く。
でも、次第に大きくなる月には届かない。
夏の月夜を楽しむ子どもたちの時間も、そろそろ終わり。
家に帰る時間が来ました…。
文字が書かれた見開き2ページ(白黒)→イラストのみの見開き2ページ(カラー)
という構成で描かれた絵本は、文字からまず情景を読者に想像させ、ページをめくるとSendakの描く美しいイラストでその想像を確かめさせてくれる構成になっています。
著名な作家とイラストレーターのコンビで完成されたこの絵本。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『ムーン・ジャンパー』の邦題で和訳版も出ていますので、合わせてご紹介させていただきます。
Janice May Udryさんの他の名作としては、以下の本をご紹介したことがあります。
Maurice Sendakさんの他の名作としては、以下の本をご紹介したことがあります。
この絵本は、コールデコット・オナー賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬