こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、木の魅力をたっぷり描いた、素朴な古典的絵本をご紹介したいと思います。1957年にコールデコット賞(その年にアメリカで出版された絵本の最優秀賞)に輝いた作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、Janice May Udryさんが文を、Marc Simontさんがイラストを手掛けた絵本、『A Tree Is Nice』です。1957年にコールデコット賞を受賞した名作です。表紙に、金メダルが輝いていますね。
YL 0.8~1.2程度 語数は358語 Lexile: 420Lの本です。
本の内容のご紹介
「木はいいなあ」―この絵本から伝わるシンプルなメッセージです。
至るところで見かける木。
集まれば美しい森を作り、たった一本の木だって、そよ風に葉っぱを鳴らして夏は爽やかな気分にさせてくれます。
秋には落ち葉で遊ぶことだって、たき火をたくことだってできます。
それに、木に登って遊ぶことだって、木陰で身体を休めることだってできます。
木にブランコをつけて遊ぶこともできます。
木の下では、動物たちに日陰を差し出して休ませたり、ゆっくりのんびりピクニックだってできます。
そんな木の魅力をたっぷり描き、ゆったりと流れるメッセージのテンポや挿絵の雰囲気から、本当に「木はいいなあ」という気持ちにさせてくれる本です。
この本は、縦長の形の絵本で、そこからも「木らしさ」が感じられます。
もし気になれば、この古典的名作を是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『木はいいなあ』の邦題の和訳本も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
Janice May Udryさんの他の名作としては、以下の本をご紹介したことがあります。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬