こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、太陽と月が空に位置するようになった経緯を語ったアフリカの民話を描いた作品で、1969年にコールデコットオナー賞を受賞した作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介するのは、Elphinstone Dayrellさんが文を、Blair Lentさんがイラストを手掛けた絵本、『Why the Sun and the Moon Live in the Sky』です。1969年に獲得したコールデコットオナー賞の銀メダルが表紙に輝いていますね。
YL 0.8~1.2程度、語数は376語 Lexile: 570Lの本です。
本の内容のご紹介
昔々、太陽と水はとても仲良しで、どちらも地上に住んでいました。
ところが関係は一方通行なところがあり、太陽はしばしば水の家を訪ねていましたが、水は一度も太陽の家を訪問しようとはしませんでした。
自分の家にも来てほしい太陽は、ある日、水に家に来ない理由を尋ねてみました。
すると、太陽の家は小さすぎて、水やその家来たちと訪問できないというのです。
そして、もし訪問してほしいならば、大きな家を建ててほしいというのです。
太陽は大きな家を建てる約束をして、妻の月と一緒に家づくりを始めます。
そして、家ができたところで、水を招待しましたが…。
水が連れてきたのは、思いもかけない人たちでした…。
この後、太陽と月が空に位置するようになった逸話がえがかれていますので、ぜひご自身でお楽しみください!
東ナイジェリアに伝わる、太陽と月がなぜ空に住むようになったのかに関する民話を、シンプルな英語と、表現力豊かなイラストで描き上げた古典的な絵本です。
最後に
この本には、『たいようとつきはなぜそらにあるの?―アフリカ民話より』の邦題で、和訳版も出版されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬