こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、 不思議で不気味で、Sendakの繊細なイラストを楽しめる絵本をご紹介したいと思います。1971年にコールデコットオナー賞に輝いた作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、アメリカのニューヨークご出身のMaurice Sendakさんが文とイラストを手掛けた絵本、『In The Night Kitchen』です。
1971年にコールデコット賞を受賞した名作です。
YL 2.0~2.4程度 語数は320語 Lexile: AD480Lの本です。
本の内容のご紹介
この絵本の作者、イラストレーターのMaurice Sendakさんといえば、『Where The Wild Things Are』『Mr Rabbit And The Lovely Present』など、数多くの名作を世に送り出した、絵本界のレジェンドのおひとりです。
この本も、Sendakさんでなければ描けない世界観が詰まっています。
男の子のMickeyが夜寝ていると、下から何やら物音が聞こえてきます。
お父さんもお母さんも寝静まっている中、Mickeyは下に落ちていくと、そこには3人のパン屋さんが朝に食べるためのケーキを作っていました。
そして牛乳と間違えられてしまったMickeyは、パン生地を飛行機のかたちに変えて、計量カップを頭にのせて、ミルクの瓶の方へ飛び立ちます…。
書かれている世界はナンセンスそのもの。
頭の固くなってしまった私のような大人にはちょっと分かりづらかったですが、きっと子どもには柔軟に楽しめると思います。
Sendakしか描けない独特の世界観と、少年が夢見ることができそうな空想的な絵も魅力的な絵本ですね。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『まよなかのだいどころ』の邦題の和訳本も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
Maurice Sendakさんの作品としては、以下の作品もご紹介したことがありますので、もしご関心があれば、どうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬