こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、絵本の金字塔ともいえる、名作中の名作をご紹介させていただきたいと思います。おそらく、日本でも多くの人がこの絵本を読んだご経験をお持ちではないでしょうか。1964年にコールデコット賞を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介するのは、アメリカのニューヨークご出身のMaurice Sendakさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Where The Wild Things Are』です。1964年にコールデコット賞を受賞した作品です。金メダルが輝くこの表紙、おそらく多くの方がご存知ではないでしょうか。
世界中で2000万部を売り上げた作品。ものすごいですよね。
以下のAmazonのレビューも23,000件を超えていますから、本当に多くの人に愛されてきた作品だということがわかります。
YL 1.6~2.0程度、語数は336語 Lexile: AD740Lの本です。
本の内容のご紹介
ある夜、Maxは家でオオカミの着ぐるみを着て、次々にいたずらをします。
さらに、オオカミになりきったつもりでお母さんに悪い口のきき方までしたものだから、部屋に閉じ込められ、夕食は抜きの罰を与えられてしまいます…。
でも、そんな時こそ子どもの想像力は豊かに働くのですね。
目を閉じると木がどんどん生い茂り、あたりはすっかりジャングルになってしまいました。
Maxはボートに乗って海を渡り、長い時間をかけて、怪獣たちのいるところにやって来ました。
そこには、恐ろしい姿をした怪獣たちがたくさん…!
そこで、Maxがしたこととは…?
冒険、怪獣、ファンタジー。
子どもたちの大好きなものがぎっしり詰まった魅力たっぷりの絵本です。
著者の描く挿絵も素晴らしいし、英文のページをまたいだ運び方も素晴らしい。
さらにオチまで素晴らしい。
この絵本、きっと大人になって読むと理性的に読んでしまいそうです。
でも、子どもならば、この絵本の世界観にスッと入って、ドキドキ、わくわくしながら読めるように思います。
こういった絵本を子どもの頃から読ませたいものですね。
最後に
この本には、『かいじゅうたちのいるところ』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
おそらく、日本語版を読まれた方も多いのではないでしょうか。
大人になって、英語で読み直せるというのは、この絵本を二回味わえる英語学習者としての特権でもあるように思います。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
Maurice Sendakさんの作品としては、以下の作品もご紹介したことがありますので、もしご関心があれば、どうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬